槍穂縦走

槍穂縦走 二日目 ~大切戸からの夜明け~

明日は最終日

  

穂高岳山荘へ下りてきた。いつのまにかテラスには人が一杯。宴会をしている高齢者軍団も。騒がしいのを避けて部屋で一服する。地図を見ながら明日の予習をし、ちょっと仮眠。

すると宴会が一段落したのだろうか、爺婆が部屋に入ってきた。宴会の余韻かデカイ声で騒ぎはじめたので、さすがにちょっと静かにしてほしいと言ったら、恥ずかしそうに反省。いい大人なんだからね。
同じ部屋に泊まる若い男性は京都から来たそうだ。その隣のお兄さんは静岡から。お兄さんはバリバリのアスリート体型。聞くと、自分が奥穂へ言っている間にジャンまで往復してきたそうな。トレランもやってたらしく、すげー強者だ。

  

何とこの人、明日は西穂ラーメンを食べるために奥穂から西穂山荘へ縦走するらしい。何てクール!! で、自分も決めた。次はキッチン槍のカレーライスを食べるために槍ヶ岳に向かう!! もちろん槍ヶ岳登頂はそのついでだ。
しかしお兄さんも最近の山でのマナーやルールを守らない者の多さに閉口している。山は自己責任とはいえ、事故に繋がらないようにしたいね。

槍穂縦走

昨年新設された山荘への看板。迷い尾根へ入り込まないようにね。

槍穂縦走

今日は週末なので混んでいるようだ。部屋にて本日の行程終了。


  
槍穂縦走

白出沢に日が沈む。さすがにちょっと寒いな。

食事は3回に分けてという盛況ぶり。やはり週末なので宿泊者が多い。恐らく本日の最初のチェックインと思われるが、食事は1回目でありつくことができた。

ラッキーだったのは食事が終わると同時に日没が望めたこと。山荘裏手の白出沢に回ってみると、昨日同様雲海の中に日が沈んでいく。食事が2、3回目だったらこの光景は見られなかっただろう。
左手にはジャンダルム、日が沈む方向には笠ヶ岳から錫杖岳、大木場ノ辻の稜線が雲海に見え隠れしている。

     

日も沈んだ。さすがに寒いのでみんな山荘へ。ロビーは既に高齢者たちに占拠されている。ここで宴会はやめてほしいな。明日早いのでもう寝るからね。

昨年はここから奥穂に登り、吊尾根を経て前穂、岳沢へ下山する予定だったが、悪天候により白出沢から新穂高へ下りていった。西穂~奥穂の縦走は達成したが、最後の最後に心残り。明日はリベンジなるかな?
そして、今日と同じくらい天候が味方してくれますように。

3日目 奥穂高岳~上高地「終わりよければ」に続く)

槍穂縦走

今日も一日が終わった。明日も晴天で・・・。


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6
  8. 7
  9. 8
  10. 9
  11. 10
  1. 全日行程地図
  2. 1日目
  3. 2日目
  4. 3日目

このページの上に戻る