裏銀座縦走 ~まだ歩きたい~
ひたすら小池新道
鏡平からは木々の中を歩いていく。昨日からしばらく森林限界を歩いていたので、ちょっとばかり違和感。でも色付く紅葉に囲まれていると、山の中を歩いているのを実感できるね。
この小池新道、途中でいろいろ名前のついているスポットがたくさんある。恐らくそれぞれ由来があるんだろうね。ちなみに小池新道は双六小屋の経営者であった小池義清氏らによって開設されたことに由来するそうだ。1955年のことだから、ほぼ60年前も昔か。小池新道も還暦だ。
新穂高へはまだまだ。わずかな時間だが休憩も終了して鏡平を出発。バテないようにこの先もマイペースで。
石が敷き詰められた登山道。
黄色の中にぽつんと赤色。
木道に書かれてある「熊のおどり場」。実際にこの辺りに熊は出るそうだね。
山の中にひっそりと指導標。行き先は新穂高温泉
次はシシウドヶ原。標高は2,090m。数人が休憩していた。
どうしても色づいているとカメラを向けてしまうね。
道もちょっとザレてきた。
今度はイタドリヶ原の標識。イタドリとは多年生の植物。恐らく群生しているんだろう。
う~ん、どれがイタドリなのかわからん。
岩に書かれた小池新道。来年還暦か。
木々を抜けて視界が開けた。彼方に見えるは左俣谷かな?
一旦木々から出る。ガスは切れたようだ。
「ココはチボ岩」。チボって何だろうね。
ルートを小さな沢が横切っている。水の音がしてきたぞ。
小さな沢を過ぎて更に下っていくと今度は大きな沢が現れた。木の橋が架かっているのは秩父沢だ。おもったより早く下ってきたようだね。ちょうどいい休憩スポット。ここでザックを下ろす。
ザックから取り出したのはソイジョイ2本とチーカマ。今日のまさに本格的な食事だ。疲れているとお腹まで麻痺してしまう。ここはしっかりと栄養つけなくては。
やはりお腹に入ると元気が出てくる。元気が出たところで再出発だ。橋を渡ったところの指導標にはわさび平まで1時間と書かれてある。現在15時20分。順調にいけば余裕で明るいうちにわさび平だ。
秩父沢で休憩。沢の音を聞きながら行動食をむさぼり食う。この橋は10月中旬ころまで架かっているそうだ。
秩父沢の奥、大ノマ岳から抜戸岳への稜線はガスがかかって見えず。
岩に書かれた「ここは秩父沢」
わさび平まで1時間とのこと。自分のペースで大丈夫かな?