裏銀座縦走 ~まだ歩きたい~
あとは下るだけのハズ
双六池からはちょっとだけ木道が続く。振り返ると双六小屋が遠ざかっていく。この山域ともこれでお別れ。
後は新穂高へ道なりに進むだけ・・・と思っていたら、道はどんどん登っていく。あれ? 下りじゃなかったっけ? 予想に反して道は登り続ける。小屋で一息ついて体力も少し回復したのも束の間、瞬く間に息が切れてきた。
しばらくは植生保護のための木道が続く。
山の下部は黄色く色付いているのがわかるね。
ここからの槍は見事だね。天気がいいから余計に立派に見える。
鷲羽岳をバックに双六小屋が遠ざかっていく。後は新穂高に向けて一気・・・と思っていたのだが、道はどんどん登っていく。
また登るのか? 登っては平坦、登っては平坦を繰り返す。
ちょっと待て。息が切れてきた。
目の前に木製のベンチが現れた。「くろゆりベンチ」と標識がある。たまらずここで休憩。本当にこの先が思いやられるな。ガーミンで確認してみると、この先緩いながらもアップダウンを繰り返すようだ。ルートは予習してきたつもりだったが、この細かい地形まではノーチェックだったよ。
辺りは谷からガスが上ってきた。お昼過ぎたのでしょうがないか。ここはマイペースを守って歩いていく。間もなく花見平の標識だ。この先の登山道もアップダウンが続いているのが見えている。
この先苦しいアップダウンが続く。
くろゆりベンチで一休み。こりゃタマラン。
お昼を過ぎた。辺りはちょっとガスってきたね。
いったん道は平坦に。歩きながらも一息つける瞬間。
花見平だ。確か西鎌尾根からも見えたはず。
休憩はもっと先。順調に先へ進む。
ん? あそこでルートが分かれているぞ。
一瞬だがガスの中に赤い屋根と池。あそこが鏡平だ。
と、眼下のガスの中、赤い屋根と池が一瞬見えた。もしかしてあれが鏡平山荘か。目的地が見えるとやっぱ元気が出てくる。
足早に進むと弓折乗越に着いた。ここから弓折岳はすぐそこなのだが、とてもじゃない登る元気はない。一息つくわけでもなく、次の鏡平を目指す。
弓折岳分岐の弓折乗越だ。ここまで来れば後は本当に下りだけ。さすがにここからの急登は体力的にキツイよ。