裏銀座縦走 ~まだ歩きたい~
黒部川の始まり
岩苔乗越に到着。ここに来るのはこれで3度目。
岩苔乗越に戻ってきた。ある意味新穂高への帰路はここがスタートのようなもの。帰りは三俣山荘に向けて沢伝いに下りていく。この先に水場があるそうなので、そこで休憩しよう。
5分ほどで水場に到着。きれいな透明の水がチョロチョロ流れている。手ですくって飲んでみるとやはりうまい。
沢はこのまま下に流れて行っているようだ。十分に休憩もとったし、三俣山荘に向けて出発。
帰路はこの谷を下りていく。黒部源流経由三俣山荘と書いてある方だね。
この先すぐに水場があるようだが・・・。
あった。ここで小休止。
チョロチョロ流れてくる水。
沢は谷に沿って流れていく。これが黒部の源流の一つか?
水はさすがにうまい。でも手が冷たいや。
先ほどの沢に沿って登山道は続いている。下りるにつれて水の流れる音が大きくなり、沢もみるみるうちに広がってく。途中で別の沢が合流した。また山肌からも湧水が流れ込んでいる。
なるほど、これが川の源流、源なんだね。やっぱ最深部まで来なくちゃわからない。
岩苔乗越がどんどん頭上に離れていく。
下りてきたのは左の沢。右から別の沢が合流して流れは更に大きくなっていく。
水量もかなり多くなってきた。どこまで大きくなるんだろ?
よくよく見ると橙色に色づいた葉があちこちに。
途中で沢を横断。沈しないように注意して。
道は平たんになったが、沢は右手を大きな水音を立てて流れるほどになった。双六岳、雲ノ平山荘で会った男性に教えてもらったのは、今年は紅葉の時期がドンピシャだったこと。彼は別ルートだったが、それでも紅葉を楽しめたそうだ。沢伝いの道はまだまだ続く。
しばらくすると指導標が現れた。雲ノ平への分岐だ。見ると対岸にはたくさんの年配の人が休んでいる。渋滞になるのもイヤなので、ここはお先に失礼。
すぐさま現れたのが黒部川水源地標。ここが黒部川の源流ということだね。でもそのまた源流はこの山域全体だ。
ここから先は随所に湧水が流れている。途中で空になったウォーターパックに湧水を入れる。家に帰ってコーヒー淹れてみようか。
こうやって改めてみると紅葉もキレイだ。
ここが岩苔乗越と雲ノ平への分岐。昨日会った女の子たちはここから雲ノ平へ向かったんだ。
黒部川水源地標。この先は湧水がいっぱい。
まずは一息。振り返ってみると歩いてきた谷がよくわかる。