立山連峰縦走 二日目 ~立山の神様に問う~
これでいい
あとは室堂ターミナルに向けて歩くだけ。やはりお盆の終わった平日だけあって人はまばらだ。中にはテン泊だろうか、大きなザックを担いだ人も見掛ける。何とものんびりした時間が過ぎていく。辺りの景色を楽しみながら歩いていくと、あっという間にターミナルに到着。
バックは大日岳。何ともいい雰囲気の中を歩いていく。
散策路はほとんどこのような石畳。
ちょっと強引につなぎ合わせたけど、室堂平周辺。今度訪れる時はもっとじっくりと散策してみたい。
室堂ターミナルはすぐそこ。
またまた雲が厚くなってきた。
ターミナルに到着。これで今回の山行は終わり。
ゆっくり歩いて室堂ターミナルに到着した。空には厚い雲の塊が流れている。どうやらこの後は徐々に天気が崩れていくようだ。
馬場島を出発し、剱岳から立山を縦走した。薬師岳まで行けなかったのは悔やまれるが、明るい中で立山を縦走できたのでよかったとも思う。今回はこれでよかったのだ。
室堂平周辺案内図。初めての人には便利。
今年も途中で中止となってしまったが、無事下山できたのでOK。
ここからは昨年同様、バス、ケーブルカー、地鉄、タクシーを乗り継いで車の置いてある馬場島へ戻る。三年連続での山行中止。出発までは立山の神様に嫌われているのかと思っていたが、今は立山の神様に嫌われているどころか守られているのだと思っている。
思い返せば二年前は栂海新道を一日で親不知まで下りた後で、体にまだ疲れが残っているところ、厳しい早月尾根を登らせないように雷を鳴らせた。一年前は体調が不十分かつ集中力も切れてルートを外したことから暴風雨で先を遮った。
そして今回は・・・実はここのところ集中豪雨が各地で起こり、甚大な被害が出ている。明日の天気予報は雨なのでレインを着て歩くことを覚悟していたが、結果として今日下山して正解だった。雨は雨でも強烈な豪雨だったようだ。これでは急な薬師岳に登るのは危険極まりない。これも出発時の突風とガスで立山の神様が自分に適切な判断をするよう伝えてくれたのかもしれない。
全ては偶然と思われるかもしれないが、雄山神社の神殿で何かに触れたような気がしたので、こう思わざるを得なくなっているのかもしれないね。山っていうのは本当に不思議な所だ。