立山連峰縦走

立山連峰縦走 二日目 ~立山の神様に問う~

今日は浄土山まで

十分一ノ越で休憩を取ったので、最後に浄土山をぐるりと回って室堂へ下りていく。まずは室堂へ直接下りていく指導標から山荘の横に続いているルートを歩いていく。

  

次第に勾配は急になってくるが、さほど急登ではない。高度が上がり雄山を振り返ると、先ほど頑張っていた学校登山の子どもたちの列が長く連なっている。偶然だけど、この光景も滅多に見られないかな?

更に登っていくと、一旦隠れていた剱岳が再度顔を出した。

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一ノ越にある指導標。右が室堂で左が東一ノ越。

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山荘の横にある登山道を歩いていく。次は浄土山。

  
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雄山を目指す子どもたち。カラフルなジャージが登山道に連なっている。

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目の前のなだらかな山が浄土山だ。あそこの稜線を歩いていく。

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一部岩を乗り越えるが、難なくクリア。

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ハイマツの横をひたすら登る。ちょっと風が出てきたか?

  
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なだらかそうに見えるが、なかなか山頂に着かない。

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思わず振り返ると、隠れていた剱岳が再び現れた。やはりカッコいい形。あとちょっと頑張ろう。


さほど急なルートではなかったのだが、意外にも体力を使った。ひたすら登っていくと何やら人工物が目の前に現れた。ん? 何だあれは? どこに出たんだ? と思い、横にある木の支柱らしきものを見たら「Jyoudo Mt」と黄色のペンキで書かれている。この広場が浄土山山頂だったのだ。しかし、こんなところに山小屋なんてあったっけ? よくよく見てみると、茶色の建物は富山大学の研究施設だった。すると横にある展望台は大学の研究用のものかな?
標高は2,839m。目の前にはピラミダルな龍王岳。

  
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急に目の前に人工物が現れた。ここはどこ?

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左五色、右室堂のペンキ文字。

  
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茶色の建物と展望台。ここに山小屋なんてあったかな?

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この建物は富山大学の研究施設。山小屋じゃなかったね。

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ここは浄土山南峰。かなり広いなだらかな山頂だ。すぐ近くには険しい龍王岳が見えている。山頂には自分以外に一人。雄山と比べて何とも寂しい山頂だ。

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浄土山からの眺めもなかなかいい。手前に赤牛、水晶、遠くに槍穂、双六、笠とかなり近くなった。

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雄山から龍王岳方面の眺め。こうやって見ると一ノ越からさほど距離がないようにも見えるが・・・。一ノ越からは右に黒部ダムへつながる登山道が延びている。


  
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指導標に従い、五色方面へ。

これまで五色方面を目指して歩いてきた。指導標の五色に従い、登山道を下りていく。すると目の前には壮大な立山カルデラ。その上に五色ヶ原山荘がちょこんと乗っているようだ。しかし・・・ちょっと待てよ?

あれ? おかしい。こちらじゃない。このまま下りていくと本当に五色ヶ原まで行ってしまう。プチ道間違いで元の浄土山南峰に戻る。
こりゃ参ったな。未だ頭の中は五色ヶ原からスゴ乗越へと行く気になっていたのだろうか? 思い込みには気をつけないとね。

  
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間違いに気づき浄土山に戻ってきた。

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薬師をバックに五色ヶ原。

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五色ヶ原山荘。四年前に雨の中を訪れた。

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富山大学の学生はこんないい環境で研究ができて羨ましいと思われるだろうが、それはあくまで晴天の穏やかな日に限る。一旦空が荒れたらたまったもんじゃないだろう。

  
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実はこの光景も見たかった。

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立山カルデラを一望。険しい地形だ。五色ヶ原山荘へはあの縁を歩いていくのか。


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