立山連峰縦走

立山連峰縦走 二日目 ~立山の神様に問う~

学校登山

賑わう雄山神社を後に山を下りる。これまで通り一ノ越まで尾根を下りていくのだが、下りは黄色のペンキマークが付けられている箇所を辿っていく。振り返ってわかったのだが、登りのルートは赤色のペンキマークで、往きと帰りで鉢合わせにならないように別々のルートとなっているんだ。今はいいけど、ハイシーズンにもなったら多くの人がこの登山道を歩くだろう。登り優先とはいえ大渋滞となってしまうから、このように分けられているんだろうね。
真砂乗越から富士ノ折立まで登り一辺倒だったのが、今度は一ノ越に向けて一気に下りていく。途中に広場があり、これから雄山に向かう人たちが休憩している。

  
立山連峰縦走

雄山から下山。授与所が頭上に遠ざかる。

立山連峰縦走

一ノ越の向こうには浄土山、獅子岳、五色ヶ原が見えている。

立山連峰縦走

一ノ越にある一の越山荘。まずはあそこまで下りよう。

  
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登山者が点々と見える。お盆や九月の連休時はかなり混雑するだろうな。ここはエスケープできないし、石もゴロゴロしているので落とさないように注意しなくてはいけない。

立山連峰縦走

途中にある広場に到着。ここで小休止・・・

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いや、そのまま下りよう。まだまだ余裕だ。


  
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広場から雄山を振り返る。かなり下りてきたな。

広場を過ぎると人がだんだん多くなってきた。よくよく見ると、ジャージにヘルメット姿の小学生くらいの子どもたちが大勢登ってくる。そうか、これが聞いたことのある「学校登山」か。
富山県の人に以前聞いたことがあるけど、富山の小学校は遠足で立山に登るのだけど、これで山が好きになるか嫌いになるかが分かれるらしい。
子どもたちは息を切らしながら列になってどんどん登ってくる。しかし大変なのは引率の先生だ。子どもたち全員を見なければならないので、たまに下りのルートを急いで登ってくる。楽しいかしんどいかは別として、この登山がいい思い出になりますように。

  
立山連峰縦走

たくさん登ってきた。ジャージにヘルメットの小学生たち。これで何人の子たちが山を好きになってくれるだろうか。とにかく山頂まで頑張れ。

立山連峰縦走

なんかみんな楽しそうだな。いや、もう登りたくない?

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一の越山荘が近くなってきた。あと少し。


  

一の越山荘のある一ノ越に着いた。標高約2,700mにあるこの山小屋は立山参拝の拠点となっており、60年以上前に建てられたとか。もともとは大汝休憩所のようなところだったそうだが、アルペンルートの開通で立山を訪れる人が多くなり、今の山小屋になったようだ。
ここは室堂から雄山を目指す人達の休憩地点、または浄土山から五色ヶ原、または黒部ダムへの分岐点にもなっており、多くの人が行き交う地点だ。
そして僅かではあるが、東一ノ越方面には北アの山々が見渡せる。ここでザックを下ろし、外のベンチに座って小休止。ちょっとお腹も空いたので行動食を食べる。

立山連峰縦走

一の越山荘に着いた。収容人数150人ほどの小中規模の山小屋だ。室堂ターミナルからは約一時間ほど歩く。

  
立山連峰縦走

黒部湖から東一ノ越を経てここのつながる登山道が見える。その先には北アの山々。黒部湖もちょっぴり見えているね。

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ここは東西南北へのルートの分岐点。多くの人が行き交う。

  
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指導標の向こうは室堂からのルートが続く。

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雄山を見上げるが、神社はその向こう。手前に立派な公衆トイレ。協力金を忘れないように。


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