裏銀座縦走

裏銀座縦走 ~裏銀座大縦走~

双六岳から360°

  

若干だけど休憩も取ったし、ここから縦走再開だ。まずは目の前の双六岳。なだらかな山容の割には山頂からは360°の絶景。故に人気のある山だ。そして山頂からは稜線が三俣蓮華岳へと続いているが、山頂まで行かなくても途中に中道、巻道といったルートもあるので、いろいろな景色を楽しみながら歩くことができる。まずは山頂を目指そう。

いつの間にか頭上は真っ青になっていた。と同時に気温もどんどん上がって暑くなってくる。こりゃたまらんということで途中でパーカーを脱ぐ。一人の男性が息を切らして登ってきた。ザックには立派な三脚。恐らく山の写真を撮りに来たのだろう。聞けば、自分と同じように今日は雲ノ平まで行くそうだ。しかし鷲羽岳はパスして三俣山荘から祖父岳を南側から巻いて向かうとのこと。うまくいけばまた会えるかもしれない。
パーカーをザックに入れて再出発。やっぱ身軽な方が歩きやすいね。途中で巻道との分岐に差し掛かる。予定では明日巻道でここに辿りつくはず。あくまでも予定だけど。

更に進むと今度は中道との分岐。今回は往きも帰りも中道は歩かないね。道はちょっと険しくなってきた。振り返るとまだ沢は雲海の中。

  
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さあ、双六岳に向けて出発だ。

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ハイマツの中を登っていく。空の何と真っ青なことか!

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ここが巻道との分岐。

  
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巻道を進めば三俣蓮華岳山頂直下の三俣峠を経て三俣山荘に行くことができる。双六岳の山頂はここからは見えないな。

  
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次は中道との分岐。

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中道とは双六岳から三俣蓮華岳に向かう途中で合流するはずだ。

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だんだんと険しくなる登山道。振り返ると雲海の向こう、遠くに表銀座の山々。


  

ちょっと険しくなるかなと思ったけど、状況は一変、なだらかな真っ直ぐの道になった。このずーっと先にのっぺりしたピークがあるけど、あそこが山頂なのかな? しかしこんなに天気がいい絶好のコンディションなのに誰もいないぞ。本当に今日は週末か? それとも時間的に人がいないのか?

ノンビリと緩やかなルートを歩き、最後は岩がごろごろした中を登っていくと双六岳山頂の標識が見えてきた。小屋から1時間もかからなかったね。

  
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視界が開けたと思ったらだだっ広い中に緩やかな一本道。周辺に誰もいない登山道を一人山頂目指して歩く。

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左手には笠の雄大な姿。

  
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ちょっと拍子抜けだけど、ノンビリ歩くのもいいもんだ。

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さて、山頂はもうすぐ。あと一頑張りで登る。

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山頂の標識が見えてきた。誰かいるかな?


  
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双六岳山頂2,860.3m。誰もいない俺山状態。

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双六岳山頂に到着。三角点ゲットして辺りを見渡す。というか、山頂には誰もいない。これが人気の山かと疑うくらいだ。おかげで昨日の槍の山頂と同様、静かな山を一人満喫。

それにしても予習しておいたとおり360°遮るものは無く、遠くまで見渡すことができる。この光景を一人独占なんて贅沢すぎる。

  
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ちょっと画像サイズ大きいけど、山頂からぐるりと360°の光景を楽しんでね。遠くは西に白山、北に剱岳、立山が見えてるけど、槍から穂高の稜線は格別だ。うっすらと西鎌尾根から続くピークにガスが流れているのもいいね。

  
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十分すぎるほど双六岳からの光景を満喫した。なるほど、小屋からはさほど時間もかからないし、ザックをデポして身軽になれば比較的簡単に登ることができ、山頂からは絶景。人気があるのもうなずけるね。

でも今日はまだまだ行程は長い。あまり山頂でノンビリもできない。次は三俣蓮華岳だ。ここから稜線伝いに北へ向かう。どんな景色が拝めるのか楽しみだ。

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槍の雄姿と今日歩いてきた西鎌尾根。あんなアップダウンを歩いてきたんだね。おむすびさんはあそこを歩いているはずだが・・・見えないか。

  
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昨年のぼった黒部五郎岳。こちらから見てもカールが見事。

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ノンビリもしていられない。次は稜線を歩いて三俣蓮華岳。

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さらば双六岳。また来よう。


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