裏銀座縦走

裏銀座縦走 ~裏銀座大縦走~

アルプス分岐点

  

双六小屋から来た人に樅沢岳はまだ? と聞いてみたら、ここ登ればすぐですよと教えてくれた。ガスは先ほどよりは晴れてきたか。硫黄乗越からかなり来たけれどまだ樅沢岳ではないようだ。
樅沢岳の東には比較的高いピークがあるが、ここは左俣谷、南側へと巻く。振り返ると日の出時には雲に隠れていた槍~穂高の山々がガスが晴れつつある向こうに見えている。なんか幻想的な風景だ。

  

樅沢岳の山頂は急に表れた。目の前に「樅沢岳」の標識。景色はいいが何とも寂しい山頂だ。ここを超えれば双六小屋への下り。振り返るとガスの中に槍ヶ岳と穂高連峰。
山頂を超えたと思ったらまた別の指導標。支尾根への踏み跡だろうか、おそらくこちらが山頂なのかもしれない。そして目の前にはなだらかな山容の双六岳。そこから右方向へ三俣蓮華岳、鷲羽岳と続いている。

うわーっ 遠い!!

裏銀

ほらね、やっぱガスはだんだんと晴れてきた。雲海の向こうに槍穂が浮かんでいるよう。

  
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ようやく樅沢岳に着いた。槍の山荘を出発して実に3時間半。途中ちょっと迷ったけど、無事に辿り着くことができてOK。

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樅沢岳山頂の標識。ちょっと古びていると思ったら・・・。

  
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ちょっと離れたところに樅沢岳山頂の指導標。奥の踏み跡は支尾根につながるのかな?

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そして景色は一変、今度は双六岳から三俣蓮華岳、鷲羽岳といったこれから歩く山々だ。


  

先へ進む。あとは双六小屋に向かって下るだけ。徐々に日が差してきてガスも晴れてきた。と同時に山々もはっきりと。あそこを一気に縦走するんだね。なんだかテンション上がってきたぞ!!

  
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それにしてもこちらの谷も雲海の中だ。ひときわ目立つ山は鷲羽岳。あそこが今日登る山の最高峰だ。あ、槍ヶ岳山荘の方が標高高いか・・・。

  
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眼下に双六小屋が見えてきた。左はテン場。小屋の後方には双六岳への登山道が見えているね。

更に進むと眼下に双六小屋が見えてきた。登山道は何人かの登山者が槍を目指して出発しつつある。
そういえば直前にTwitterで相互フォローしたおむすびさんが双六小屋から槍に向かうはず。後から確認したらこの辺りですれ違ったことが判明。その後おむすびさんは無事槍ヶ岳に到達、新穂高へ下山したそうだ。

ルートを見失い15分ほどロスしたけど、ほぼ予定通り双六小屋に到着。「着いた~!!」と思わず叫んだら、表の机を掃除していた小屋のお姉さんが笑いながら「お疲れ様でした」。
本当にお疲れだった。ザックを下ろして休憩させてもらう。

  
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鷲羽岳高いな~。今日はあそこから更に雲ノ平だよ。

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双六小屋に到着。宿泊客はほぼ出発した後のようだ。

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ここ双六小屋は双六岳、槍ヶ岳、鏡平への分岐点になっている。一度宿泊してみたいね。夏季は夏山診療所もあるそうだ。

  
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その双六小屋からぐるりと周りを見渡す。写真を繋げるときに小屋がちょっと斜めになっちゃった(←後日修正)。明日登る予定の水晶岳もちらりと見えているよ。


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