表銀座縦走 一日目 ~感謝と恩返し~
合戦小屋と燕山荘
順調に合戦小屋へと近づいている。しかしちょっと疲れてきたかな。やはり年明けからほとんど山に登らず、体ができていないせいかもね。途中で「合戦小屋まであと5分」の標識。間もなく建物が見えてきた。
合戦小屋まであと5分の小さな標識。よく見ると名物のスイカの絵も描いてあるよ。
ようやく合戦小屋が見えてきた。ちょっと休憩しよう。
合戦尾根の中継地点、合戦小屋に到着した。燕岳が登りやすい山と言われているのは、途中にこのような大規模な休憩スポットがあるためだろう。ここは宿泊はできないけど(テント5幕は張れるそうだけど、今シーズンは利用不可らしい)うどんや豚汁、おでんなどの軽食や、名物のスイカを食すことができる。ここまで登ってきてかぶりつくスイカはさぞかし美味いだろうね。
時間的には営業時間直前。朝露で濡れているベンチを避けてザックを下ろし、休憩がてら行動食を食べる。きょうはなかなかの青空だ。スイカはまたの機会にしておこう。
朝日に照らされる合戦小屋に到着。早朝なので誰もいなく、ひっそりとしている。急登の合戦尾根にあるオアシスといったところか。
外にあるベンチとテーブルは朝露で濡れている。
燕山荘まで約2/3ほどを登ってきた。
ベンチの向こうは途中で見た荷揚げ用のケーブルの終点。
合戦小屋、合戦尾根という名前は昔に争いごとでもあったのだろうか。その地名の由来が小屋の壁に掛けられていた。桓武天皇の時代というから、今から1200~1300年ほど前のお話だね。
壁に掛けられている合戦小屋の名前の由来を見てみると・・・。
なるほど、歴史を感じるなあ。
十分休憩。さあ、燕山荘向けて行くぞ。
荷揚げは有明荘から運搬してるそうだ。
ここから景色が開けてくる。
合戦小屋からは緩い坂を登っていく。これまでの登山道とは異なり、見通しも良くなってきた。日が照っているのでもっと暑いかと思ったけど、逆に涼しいくらいだ。
ひたすら頑張って登っていくと、ちょっとした広場に出た。広場には木製のベンチと三角点がある。ここは合戦沢の頭。よくよく見ると頭上に燕山荘が見えている。
標高が上がったせいか、周りの山々も顔を出し始めた。
燕山荘はたまにガスに隠れてしまうが、まずはあそこを目指して登らなければ。そして燕岳山頂は更にそのまた向こうだ。緩い坂とはいえ、ちょっと疲れてきたか。かなり汗が出てきた。これも体が鈍っていた反動かな・・・。
登山者カウンター。太陽電池が電源。さわらないように。
指導標が燕山荘から燕岳になったぞ。山頂まで2.3km。
合戦沢の頭に到着。三等三角点が鎮座している。点名は濁沢。
ここからの眺めはなかなか良い。下界は雲海の下だからここは見えないか。
見上げると紅葉の木々の中、燕岳への稜線だ。よーく見てみると・・・。
ガスの中に見えるは燕山荘じゃないか。まだ遠い~~!!