表銀座縦走

表銀座縦走 一日目 ~感謝と恩返し~

北ア三大急登

車の中で横になるが、いつもの如く頭は冴えていて体は寝ている状態。でもって出発時間が近くなってきた。当然のことながら駐車場周辺に照明は無い。車の中で準備をしていると、暗い中を駐車場に車が入って来る。やはり人気のある山は平日でも登る人は多いようだ。
ヘッデンを点けて出発。まずは中房温泉の登山口まで舗装路を歩く。昨日下見したとおり、登山届をポストに入れる。登山口にあるお手洗いは終日使えるようだ。まずは登山口で山に一礼。無事に山頂に立ち、戻ってこられますように。

まずは登山口から合戦尾根を歩き、途中にある合戦小屋を経て燕山荘へ。そこから燕岳ピストンだ。9月も終わろうというのにさほど寒くはない。ここ、合戦尾根は北アルプス三大急登の一つと呼ばれている。他は烏帽子岳のブナ立尾根、そして剱岳の早月尾根だ。ブナ立尾根はまだ歩いたことはないけど、早月尾根は二度歩いたことがある。早月尾根に比べれば合戦尾根は距離がほぼ二分の一ほど。しかしこの夏は全くと言っていいほど山に登ることができなかったので、途中でバテてしまうかもね。

  

登山道はよく整備されており、道に迷うことはない。登山口から合戦小屋まで標高差約1,000m弱。まずはここを一気に登る。日の出前だけど、そろそろ辺りが明るくなってくるはずだ。

合戦尾根は急登とはいえ、かなり登りやすいルートだ。まもなく第一ベンチ。ここを過ぎ、見上げると合戦小屋への荷揚げ用ケーブルが見える。誰もがあれにつかまって上まで行きたいと思うだろうな。第二ベンチを過ぎると空もかなり明るくなってくる。まだ登山道は樹林帯の中なので、見通しは悪い。開けたところに出ればどんな景色が待っているだろうか。

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準備しておいた登山届をポストに入れて出発。

  
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登山口の標高は1462m。既にこの時点でかなりの標高だ。

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途中に現れた水場への分岐。水はたっぷり持ってきたけどその分荷物が重い。

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第一ベンチに到着。木製のベンチが設置されていているよ。

  
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荷揚げ用のケーブルだ。スイカもあれで運ぶのかな。

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第二ベンチに到着。そろそろ明るくなる時間。

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ここにも木製の簡易ベンチ。

  
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いつの間にか空が明るくなってきた。

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樹林帯の中に登山道は続いている。

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かなり頑張って歩いた。ちょっと小休止。

  
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まだ見通し悪いけど、朝焼けの空。

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山頂付近ではモルゲンロートが楽しめたもしれないね。今日のご来光は拝めず。


辺りはすっかり明るくなった。登山口から2.7km地点が第三ベンチ。燕山荘までほぼ半分まで来たことになる。この合戦尾根には休憩スポットとして第一~三ベンチまであるけど、その先は第四ではなく富士見ベンチ。ここからは名前のとおり富士山だけでなく、南アルプスの山も見えるそうな。あいにく周りは木々に囲まれて見通しは悪いけど、その隙間からは見事なまでの雲海が広がっている。合戦小屋まであとちょっと頑張ろう。

  
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第三ベンチに到着。ほぼここが燕山荘までの中間点。合戦尾根は急登なんだけど、整備がきちんとなされており、北アの登山道の中でも歩きやすいね。

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第三ベンチの先にも木道が続いている。

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ここはスルーして先に進む。

  
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振り返ると眼下に雲海が広がる。見える山はちょっとわからない。

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山に隠れていたお日様が顔を出す。

  
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今日はいい天気のはず。ラッキーだ。

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歩きやすい、なかなかいい登山道だ。

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よく山で見掛ける赤い実。ガマズミかな?

  
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第三ベンチから約0.4kmで富士見ベンチに到着。ここからは富士山が見えるそうだけど、周りの木々が成長しているためか、見通しは悪いか。

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富士山はこちらの方向じゃないよ。

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頭上の看板。雪が積もったらちょうどいい高さかな?

  
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合戦小屋まであとちょっと。

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おお、遠くまで雲海が広がってるよ。


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