西穂高岳 二日目 ~ようやくたどり着いた景色~
下りは危険
P1から西穂へ戻ってきた。雲海が多少履けて上高地が徐々に姿を現している。まずは独標まで注意して下る。しかし西穂山頂直下の岩場はかなり危険。慎重に手掛かり足掛かりを探しながら下りていく。西穂で最も遭難事故が起こるところだ。ここからも以前暴風雨の中を一度下ったことがあるけど、こんなところを下りたのかと思うくらいだ。何とか岩場をクリアし、通常の登山道になる。穂高のピークの中でも西穂は最も危険なところだと思う。故に生半可な気持ちで登るのは避けたいものだ。
そして帰路でも雷鳥が出迎えてくれた。何とか無事に山頂にたどり着いたことを告げる。

登山道に横にはまだ多くの残雪がある。

おや、往きで会った雷鳥さんか。

「山頂お疲れさま」

ここの住人だろう。ピストンで往きも帰りも出会うとはね。また会いたいもんだ。
順調に下山している。見下ろすとすっかり上高地の雲海は消え、梓川が見えている。そして新穂高側も徐々に雲海が消えつつある。それにしてもすごいルートだ。笠ヶ岳から見る西穂への稜線はギザギザで、見るからに難所だ。チャンピオンピークは4峰。次はピラミッドピーク。

岩にチャンピオンピークの文字。

チャンピオンピークは4峰だ。

上高地を見下ろすと梓川。雲海はすっかり消えた。

たぬき岩とは? 矢印の先には…

これがたぬき岩らしいよ。
チャンピオンピークを過ぎ、目の前の三角のピークを目指して登り返すと、10峰、ピラミッドピークに到着。ここはまさにピラミッドの三角の形をしているのでこの名前が付いているのだけど、常念岳やジャンダルムと同様、見る方向によってはちょっと歪になるようだ。

三角の山容がまさにピラミッド。

ピラミッドピークに到着。

まだまだ空は青い。いい天気だ。

先ほどまでいた西穂を振り返る。これから目指す人は、くれぐれもいいコンディションの中で安全に登ってほしい。ヘルメットは必須。

往きで見落としていた10峰。

ここを登れば独標だ。





