西穂高岳 二日目 ~ようやくたどり着いた景色~
土砂降りが一転
やはり個室は雑音がないのでそこそこ寝ることができる。しかし緊張しているせいか、アラームが鳴る前に目が覚め、ゆっくりと体を起こす。外はまだ暗い。他人に気を使わなくていいので、そのまま階段を降りて外に出てみる。何と、雨はやんで空には星が輝いている。まるで昨晩の土砂降りは何だったんだろうというくらいだ。気温は低いようで、足元には霜が降りている。しかし震え上がるような寒さではない。早々に部屋に戻って出発の準備をする。寒さ対策でフリースを持ってきてよかった。
準備が終わり、一階に荷物を運んで再度外に出る。徐々に明るくなりつつあり、辺りの山々も見えてきた。雲も少なく、いいコンディションかもしれない。

早朝の西穂山荘。テラスには霜が降りている。

西穂山荘から南に乗鞍岳。

目の前の山は上高地の裏山、霞沢岳。

遠くに八ヶ岳。今日の天気は良さそうだ。

常念岳と間違えそうな小嵩沢山。

こちらは丸山。これから登るところ。
フリースの上にパーカーを羽織って山荘を出発。もちろん時間的にここから登るのは自分が最初。天気は良さそうだけど、高度が上がると気温も低くなってくる。無理をせずに西穂を目指そう。
最初の岩場を登りきったところでGPSのスイッチを入れるのを忘れていた。ケースから取り出して受信を待ち、ふと山荘を振り返ってみると、すごい光景が飛び込んできた。
山荘から焼岳、乗鞍岳と続く山並みの周りは一面の雲海だ。左手には笠ヶ岳。下界の上高地と新穂高は雲の下ということか。この先登っていくと、どんな景色が見られるのだろうか。

西穂山荘から西穂高岳に登る。左手奥に見えるのは夏季の診療所。

晴れているとこれだけ西穂の姿がはっきりと見える。

ちょっと登って振り返ってみると…
西穂丸山まで登ってきた。ここからは新穂高方面が一望できるのだが、これまで見たこともない景色だ。遠くに朝日に照らされる白山が見えているのだが、まるで白山も雲海に浮かんでいるようだ。先程よりも遠くの山々も見えるようになってきた。ありがたいことに無風ではないが風は弱く、寒さを感じないこと。むしろ心地よいとさえ思えてくる。
ここはまだ丸山。この後、独標から主峰の西穂まで登るとすごい景色だろう。ここから日が昇って気温が上がると雲海も履けてしまうだろう。いい眺めのうちに登っておきたい。

寒いはずだ。氷が張ってる。

左手に丸山の標識が見えてきた。

独標、西穂へと続く稜線。

機能の景色とは全く異なる西穂丸山。笠ヶ岳にはまだ雪が残っている。

独標、ピラミッドピーク、西穂高岳がはっきり見える。

眼下に見える鉄塔はロープウェイだ。



