西穂高岳 二日目 ~ようやくたどり着いた景色~
西穂への稜線
独標で景色を楽しみ、次はいくつものピークを超えて西穂に向かう。山荘から独標までとは異なり、ここからは更に気を引き締めなければならない。何と言っても西穂は遭難事故の多いところ。ペンキマークをたどりながらルートを外さないように進む。
以前歩いたときはガスの中か、真っ暗な中だったので、岩に書かれた数字はわからなかったけど、峰ごとに数字が書かれている。ちなみに独標は11峰だ。いつの間にか10峰を過ぎ、9峰を経て8峰のピラミッドピークに着く。初めて来る人はここが西穂高岳かと思うほどだ。振り返るとやはり独標から標高が上がったのがわかる。未だ眼下は一面の雲海。

独標からは更に緊張するルート。

ここから大小のピークを越えていく。岩に数字が書かれていて、ここが9峰だ。10峰はいつの間にか通り過ぎていた。

このあたりは平坦な道。

岩に8峰の文字。その先に標柱だ。

ピラミッドピークに到着。以前訪れたときはガスか暗闇の中。行く手に西穂が見えている。

振り返ると未だ絶景。焼岳、霞沢岳、乗鞍岳と雲海に浮かんでいる。こちらから見ると岩に「ピラミッド」の文字。

一番高いところが今日目指す西穂だよ。

また奥穂まで歩いてみたいな。
順調にペンキマークを追っていく。地面には石と石の間に薄っすらと雪が残るくらいで、ここでもアイゼンは無用。当然のことながら岩に書かれた数字は順番に減っていく。7、5と見落としてしまったが、順調に3峰まで来た。3峰を過ぎたところで何かの気配。足元を見ると、一羽の雄の雷鳥がいた。そしてその近くに雌の雷鳥。そういえば北アで雷鳥に会うのは何年ぶりだろうか。出迎えてくれた二羽に別れを告げ、先へと進む。
2峰を過ぎ、次は西穂の主峰だ。最後の難関、主峰直下の登りが危険箇所。独標直下の岩場とはまるで違う。とにかく手と足を掛けるところに細心の注意を払って登っていく。しかし12年前は暗い中でここを登っていったんだなあ…
何とかクリアして標柱に向かう。あと少しだ。

6峰だ。向こうの雪渓はルート上ではない。

ペンキマークをひたすら追っていく。

4峰に到着。ルートはピークを巻いている。

西穂山頂の標柱が見えたぞ。

3峰だ。ちょっとこの辺りは危険。

偶然であった雷鳥さん。赤い鶏冠があるのは雄だ。足元をウロウロしていて逃げる気配がない。

近くには雌。ツガイだね。

雷鳥さんに出会うのは何年ぶりだろう。来てよかった。

2峰まで来た。ここからがちょっと険しい。

山頂直下が最も危険なところ。気を抜けば滑落してもおかしくない。何とか難所もクリア。山頂は目の前だ。
