立山連峰縦走２ 三日目 ～昨日の自分を超えてゆけ～
登山者たち
三角点に着いた。しかし周りにはかなり多くの人達。そういえば太郎平小屋から下り始めてからかなり多くの登山者とすれ違った。恐らく軽く100人は越えていただろう。
今日は土曜日で月曜日は敬老の日。つまりは三連休の初日でこれだけ天気がいいものだから、大勢の人が入山したというわけか。しかし山小屋やテン場は大丈夫かと心配してしまう。
この辺りは標高1,900mちょっとで草原になっている。太郎兵衛平へと登るには途中で十分休憩を取りたいもの。
カラフルな棒は積雪量調査用のポールらしい。
草原の向こうに有峰湖。ここに山小屋があれば利用者は多いだろうね。
三角点に到着。そしてその周辺には・・・。
すごい人だかり。山小屋やテン場は大丈夫？
灌木の間をひたすら下りていく。まだまだ登る人は多い。
驚くくらいの登山者とすれ違いながら登山口目指して下りていく。どうしても時間が経つとGPSであとどれくらいか確認してしまうものだ。この急登は太郎坂と呼ばれており、折立から太郎兵衛平へ登る際の最初の難所。逆に下る時はぬかるみや張り出した木の根に気をつけなければならない。
下から登ってくる登山者たちを先に行かせるため何度も足止めされたが、太郎平小屋を出発して3時間20分、慰霊碑を過ぎてすぐに登山口が見えてきた。これでようやく馬場島からの足跡がつながった。
今日は太郎兵衛平から何人の人とすれ違っただろうか。
太郎坂を下りると慰霊碑が現れる。登山口はすぐそこ。
見覚えのある登山口が目の前に迫ってきた。馬場島～剱岳～立山～五色ヶ原～スゴ乗越～薬師岳～太郎兵衛平～折立とようやくつながった。
登山口にある折立休憩所。
いつもの如く、休憩所は開いていない。
ここが登山口。2回に分けたけど、歩き通したぞ。
自分にとって馬場島から出発してここに来るのに3年掛かった。しかしこれも登山。無事に山頂に立ち、無事に下山できればいいのだ。
ようやく3年に渡る長い旅が終わった。幾度となく悪天候に見舞われ、結局今年は2回に分けたものの、明るい中で立山を縦走し、雄山神社で参拝もできた。そして今日は4年前の雨風の中とは異なり、素晴らしい天気の中のご来光。
これでこの山域にも足跡を付けた。ちょっと一休みしてもいいかな。