立山連峰縦走2

立山連峰縦走2 三日目 ~昨日の自分を超えてゆけ~

暗闇のルートファインディング

  
立山連峰縦走2

今日は満月の手前。月が明るいぞ。

予定通り暗い中を薬師岳山頂からのご来光を目指して出発する。いつも他の人の迷惑にならないように玄関口に荷物をおろして準備。ちょっと気になるのは北薬師岳から薬師岳までのコースタイムが各出版社の地図に寄ってまちまちだということ。40分から2時間までの差は何なんだろうね? とりあえずは十分マージンを取って出発することにする。
ありがたいことに今日の月齢は13.7と満月手前。しかも雲もないので月明かりが登山道を照らしてくれている。ナイトハイクは月齢も考慮して計画を立てている。雲が出ていたら意味ないけどね。

  
立山連峰縦走2

暗い中、スゴ乗越小屋を出発。日が昇れば他の人も追ってくるだろう。

立山連峰縦走2

ここから薬師の山頂に向けてひたすら登るぞ。

立山連峰縦走2

今の所、樹林帯の中なので風は殆ど無い。


  

やはり一度歩いたせいか、随所に覚えているスポットが現れる。多少分岐でどちらに行くべきか迷うこともあったが、GPSと地図で確認してから歩き出す。
出発してから1時間ほどで間山に到着。前回はガスの中だったけど、今回は暗闇の中。ここからも富山の夜景がきれいだけど、なかなかうまく撮れなかったので写真はなし。ちょっと小休止してからまた歩き出す。

立山連峰縦走2

間山に到着。ここまでは順調だ。やはり月明かりで多少なりとも登山道がわかりやすい。

立山連峰縦走2

富山の夜景がきれいだ。ここで写真を撮りたかったのだが、三脚どころか一脚も持っていないのでブレ放題。


間山から更に登っていく。登山道は広くなったと思ったら、どこに続くんだ?と思うほど狭くなったりするが、踏み跡は明瞭で迷うことはない。
ようやく急登を登りきった先には岩がゴロゴロとした姿に変わった。ここからが問題。ルートは岩に書かれたペンキマークを追っていくのだが、いかに月が明るいとはいえ、暗闇の中では見落とすこともしばしば。特に4年前は北薬師岳からの下りで危うく違う方向に下りていきそうになったほど。ヘッデンで辺りを照らしながらひたすらペンキマークを追いかける。時には目の前の岩によじ登ったり、立ち止まって遠くを照らして確認しながらルートを辿っていく。まるでルートファインディングしてるよう。
間もなく一本の木の柱が立った北薬師岳に着く。ここは薬師岳の北のピークなのだが、実に寂しい山頂だ。ここで一旦ザックを下ろす。しかし真っ暗な中、景色を楽しむこともないので休憩するだけ。

ここから薬師岳の山頂までどれくらいかかるのだろう。月明かりでわずかに見える稜線を見上げると、薬師山頂まではまだまだ遠い。ただ、ここまで順調に登ってくることができ、ご来光には十分間に合いそうなので、気をつけて慎重に歩いていく。北薬師から一旦緩く下り、コルから広い登山道を一気に登っていく。体が慣れてきたせいか、山頂直下の坂もグイグイ登っていく。と、頭上に祠が見えてきた。山頂に着いたぞ。

  
立山連峰縦走2

北薬師岳に着いた。山名が書かれた支柱があるだけ。

立山連峰縦走2

指導標は手前に倒れている。寂しい山頂だ。

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北薬師からほぼ1時間弱で祠のある山頂に到着。東の空が明るい。


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