立山連峰縦走2 三日目 ~昨日の自分を超えてゆけ~
山荘への下り
そろそろ下山しよう。素晴らしい眺めに感謝。
有峰湖の湖面はガスに覆われている。
帰路は緩やかな下り坂を避難小屋に向けて歩いていく。前に訪れた時はガスの中で山頂が見えなかったので、心配になるくらいだった。今日は軽快に周りの景色を楽しみながら下りていく。左手には中央カール。金作谷カール同様、大きな圏谷だ。
目の前の遠くに見える槍穂の眺めも素晴らしい。
なだらかな登山道を歩いていく。
4年前はガスの中だったのでどこが山頂かわからなかった。
左手には中央カール。薬師岳には金作谷カール、中央カール、南陵カールと大きなカールが3つある。これだけ大きなカールを携えているということはそれだけ山容がでかいということ。
遠くの槍穂高を拡大。これだけの快晴ならあそこを歩いている人も気持ちがいいだろう。
避難小屋が見えてきた。まずはあそこまで。
朝日に照らされる中央カール。
山頂を振り返る。今日の最高峰はクリア。あとはアップダウンを繰り返しながら折立へ下山するのみ。それにしても薬師は大きな山だということを実感。
愛大生遭難碑のケルンだ。ちょっとした広場のよう。
この先の東南尾根が愛大生が遭難したところ。立ち入らないようにバツが付けられている。
こちらが避難小屋。何人入ることができるのだろう?
避難小屋からはザレた広い尾根を下っていく。よくよく見ると踏み跡がわかるので、これを辿っていくと間もなく薬師岳山荘だ。まだ太郎平小屋までは距離があるけど、休憩せずにそのまま進む。有峰方面もいい眺めだ。
ザレた登山道をどんどん下りていく。風が無いのがありがたい。
前回は雨と風で泣きそうだったっけ・・・。
遠くに白山を眺めながら至福のひととき。やはり山の景色は肉眼が一番だ。有峰からも薬師岳は見えたよね。
太郎兵衛平の先は黒部五郎岳、そして笠ヶ岳。やはりあそこまで歩きたいけど、時間と資金がたっぷりあればね・・・。
ここから見ても黒部五郎のカールは雄大だ。
太郎平小屋が見える。その先の緩い坂の上は太郎山。
今日は一際白山が美しい。2006年に木村さんと登ったきり。もう13年前か。
西側の有峰湖には薬師の影。
目の前が薬師岳山荘。結構早く辿り着いたよ。
薬師岳山荘に到着。折立から入山し、ここに宿泊して薬師岳に登る人も多い。ちょうど1ヶ月後には小屋閉め。山では秋から冬に移るのが早い。