栂海新道

栂海新道二日目 ~日本海への旅路~

岩場と急登

栂海山荘から一旦下る。しかし犬ヶ岳から見た白鳥山までの大きな山々。あそこを登って下りて登って下りて最後に登ることを思うと、あまりペースを上げられない。
面白いのは標高が低くなるに伴って周囲の植生が違ってくること。当たり前といえば当たり前なんだけどね。

  
栂海新道

小さなピンクと白の花。ミヤマコゴメグサというそうな。

栂海新道

栂海山荘からは一旦下り。

栂海新道

木々も登山道に張り出してきた。

  
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オヤマリンドウかな? 間違ってたらゴメン。

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植生もどんどん変わってくる。ナナカマドの赤い実。

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いつの間にか黄蓮山を過ぎ、急坂を下って黄蓮乗越に着く。そこには「黄蓮の水」の標識。ここから水場は往復10分程度だけど、ここも寄っていかない。ここからは菊石山に向けての登り。


黄蓮乗越から地味な登りが続く。汗が吹き出て息が切れているのがわかる。今になって体がバテてきた。次のピーク、菊石山にフラフラで辿り着く。下りメインだったにも関わらず、栂海山荘から1時間半かかってしまった。ちょっとここでザックを下ろして座り込む。この先まだまだきついアップダウンが待っている。十分休憩してから出発しよう。

  
栂海新道

地味な菊石山の山頂。菊石とはアンモナイトのこと。この辺りはアンモナイトの化石が採れるそうで、栂海新道ではここで初めて発見されたそうだ。
ちなみに黄蓮山はオウレンが群生していて薬草として採取されていたことに由来するとのこと。

栂海新道

ここには三等三角点。点名は「法り込」だそうだけど、何と読む?

栂海新道

山頂というよりも、登山道の平らなところといった感じ。


  
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だんだんと草が張り出してきた登山道。

菊石山を過ぎると道は一変。険しい登りと随所に岩場が現れる。疲れた体に重いザックが肩にめり込む。元気ならどうってことないのに、ここはロープの助けを借りて慎重に登っていく。

どれだけ登り返しただろうか、ようやく目の前に下駒ケ岳の標識が見えてきた。いやいや、これはいかん。この先白鳥山への急登が待っている。こんなところでバテてはこの先どうなる・・・?
ちょっと息を整えて再出発。このままだと白鳥小屋へはちょっと時間がかかりそう。

  
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小さな黄色の花が群生している。

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これまで見られなかった花だ。

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登山道はどんどん樹林帯の中へ。斜度も険しくなってきた。

  
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随所に現れる岩場とフィックスロープ。

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三角点? 基準点ではないようだ。

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息を切らして下駒ケ岳に到着。ここまでかなりキツかった。この裏に下駒ケ岳の謂れが書かれてあったが、読む気にもならず。それだけシンドかったんだよ・・・。


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