栂海新道(帰路) ~親不知から蓮華温泉へ~
日本海タッチ
栂海新道を歩いた次の日の朝、爆睡して朝寝坊するかと思ったら意外にもすんなりと目が覚めた。しかししっかりと睡眠が取れていたので頭がボーっとすることもない。窓の外は曇りでたまに日が差す。まだ台風の影響は出ていないようだ。
親不知駅から糸魚川への電車が出るのが9時40分とのことなので、それまではフリー。かなり時間もあるので、昨日見た日本海にもう一度行ってみる。途中にある親不知トンネル跡を過ぎて石の階段を下りていく。雲が広がっているが、昨日よりは明るい。石の上に座り、日本海を望む。
栂海新道を歩き、最後に日本海にたどり着いた時に海の水に触るのを「日本海タッチ」と言うらしい。海が怖い自分は波打ち際までも近づけず、そのまま海を眺めるのみ。
台風が接近するというのに、今朝はまだ雨は降っていない。
天気が悪くなる前にもう一回日本海を見ておこう。
沢の水は滝となり、日本海に注がれる。
こんな急勾配の道を下りていく。
途中で旧親不知トンネルの説明看板がある。
こちらは崩落が激しいので立入禁止。
反対側は観光施設として入っていくことができる。
レンガで作られたトンネル内部。何本かの汽車が走ったのだろう。
そして昨日と同じ、ここを下れば日本海。
自分のいるところの両側は崖となっている。つまりはここで日本アルプスが海の中で終わっているということかな。いずれにせよ、自分の背中の方向に延々と連なる日本アルプスの山々が続いているということだ。
ここは山に登らない人も栂海新道を歩かなくても訪れることができる。機会があったら一度見てほしい光景だ。
険しい崖が日本海の中に消えていく。かつては海岸沿いの道もあったそうだ。
栂海新道起点の海岸。機会があったらぜひその目で見てほしい。
海に向かって右の崖。
そいてこちらが左の崖。かつての古い階段も見えている。
銘菓「栂海新道」。職場へのお土産。
さてと、まだまだ時間はたっぷりあるけど、ここで上の駐車場に戻る。十分体を休ませることができたので、昨日のようにヘロヘロで石段を上ることもない。ここはまた訪れてみたいところ。季節のいい時にバイクツーリングで来てもいいかな。(しかし自分のカタナでたどり着けるか心配)
なお、親不知観光ホテルへの最寄りの駅は、えちごトキめき鉄道親不知駅で、宿泊者は送迎してくれるとのこと。どうやら路線バスはないので糸魚川駅から親不知駅まで電車での移動が適している。
車やバイクは国道8号線を走るのみ。バイクは専用のガレージもあるそうなので宿泊時も安心だね。
石段を上がって戻る。
急傾斜の道だ。昨日は戻るのにも苦労した。
振り返ると木々の間から日本海。
駐車場が見えてきた。まだ時間に余裕はある。