栂海新道(帰路) ~親不知から蓮華温泉へ~
もうひとつの栂海新道
ここからは無事に帰宅した後日談。
銘菓栂海新道といえば抹茶をコーティングしたきんつばで、朝日小屋に宿泊すると小さく切った栂海新道が食事のデザートとして出されることは有名。親不知観光ホテルでチェックインの手続きをしている時、カウンターのすぐ横にこの栂海新道10個入りが売られていた。すかさずゲットして職場のお土産とする。
そして職場の隅で箱を開ける。中には個包装された栂海新道と緑色の紙に印刷された地図が入っていた。改めて地図を眺める。その時なぜかジーンときてしまった。日本海にたどり着いた時に泣くだろうなと思っていたのが、今になって熱いものがこみ上げてくる。それだけ思い出深い山行だったということなのかな。
解説文には、「栂海新道は、飛騨山脈北延主稜の朝日岳から犬ヶ岳、白鳥山、坂田峠を経て親不知の日本海に達する、まさに山男達のロマンを秘めて開拓したアルプスと海をつなぐ夢の登山道なのです。・・・」と書かれている。
まさに夢とロマンを携えた道。いつかは歩いてみたい道。そこには多くの人々の努力と汗と想いが込められている。
今回の山行では朝日小屋、親不知観光ホテル、糸魚川バスとたくさんの人達にお世話になった。そして登山道を整備いただいているさわがに山岳会や有志の人たち。恐らく数え切れない人たちのお陰で山を歩くことができている。
そんな人たちの想いと一緒に山を歩けるなんて、なんて幸せなことだろうか。
栂海新道の箱を開ける。これは10個入り。
確か小野氏の直筆だったはず。
栂海新道の地図が入っている。
きんつばは個包装。
これを職場にてお裾分け。
自分の分は自宅で食す。
表面は抹茶でコーティング。朝日小屋では四等分にされていたかな?
よくよく見ると栂海新道の文字と山々が描かれているよ!!