木曽駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳 ~木村さんとKUMAクンの雪上訓練~

今年は雪が少ないとか

  

今年は4月に入って桜が散ったかと思うと急に寒くなり、ゴールデンウィークはあっという間でした。そんな中、木村さんを山に誘うと、「木曽駒ヶ岳に登りたい!」とのこと。しかしこの時期の木曽駒は残雪で登るにはアイゼンやピッケルはもちろんのこと、冬装備がないとちょっと無理。木村さんはピッケル持ってないし・・・しかし最近登った人のブログを調べてみると、なんとストックで登っている!!
どうやら今年は雪が少なく、山頂付近はほとんど雪は消えているとか。アイゼン無しは怖いけど、これなら何とか登れそう。早速決行の連絡をします。木村さんは防寒をどうしようか悩んでいるよう。ここのところ気温は高いのでフリースを着ていくと汗だくになりそうです。

そして出発の前日、夕食を食べていたらメール着信の音。KUMAクンから用事が済んだため、明日木曽駒へ行きたいと連絡がありました。木村さんは私が自宅まで迎えに行き、高速のSAでKUMAクンを拾うことにします。今回は3人で残雪の木曽駒ヶ岳。ウキウキの二人を乗せて駒ヶ根ICへ車を走らせます。
ICを下りたところで私のワガママでコンビニへ(単にお腹が空いただけ)。駐車場から見ると雪を被った山が見えます。あちらが木曽駒方面。ここから見る限りでは雪は少ないかな? 

  

菅の台バスセンターの駐車場はまだ早いせいか、車も昨年ほど停まっていません。ここで木村さんの靴を取り出し、私が持ってきたもう1セットのアイゼンを装着してみます。木村さんの靴は大きいので心配でしたが、何とかギリ装着可能。軽アイゼンよりも12本爪の方が安心できるので、これを使ってもらうことにしましょう。

木曽駒ヶ岳

  

準備は万端でバスを待ちます。昨年はスキー板やスノーボードを背負ったバックカントリーの人が多かったのですが、今年はちらほら。やはり雪が少ないせいでしょうか、ゴールデンウィークというのにちょっと人が少ない気がします。

チケットを購入してバスに乗ると、途中のバス停で紫のウェアの集団が乗ってきました。どうやら遭対協の指導員さんたちのようです。そのままバスに揺られること約30分。駒ケ岳ロープウェイしらび平駅に到着。ここからは一気に千畳敷駅まで950mの標高差を一気に上ります。外の景色を見ると・・・後方には南アルプス。正面に見える独特の形の山は塩見岳。そして標高が上がるにつれて塩見岳の左奥から富士山がにょっきりと顔を出しました。一緒に乗っていた人たちも感激の一瞬です。

  
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木曽駒ヶ岳
木曽駒ヶ岳

てっきり左の甲斐駒ケ岳の付近から富士山が見えると勘違いしてました。恥ずかし・・・(汗)。


  

7分ほどで千畳敷駅に到着です。外に出てみると・・・あれ? 雪が無い・・・。確かに目の前の千畳敷カールには雪がありますが、ホテルの前は地面が見えています。よくよく見ると目の前の稜線にも雪は少ないような・・・。

しかし乗越浄土までは雪の上を直登していかねばなりません。既に準備していた登山届を提出。アイゼンにピッケルはもちろん、ヘルメットにビーコン、プローブを万が一のため携帯します。出発前に千畳敷カールを背にKUMAクンを一枚撮影。実はKUMAクン、木曽駒に登るのは初めてとのこと。しかも歩くのは雪の上。気を引き締めて気をつけて登りましょう。

     
木曽駒ヶ岳

ホテルからは一旦下りますが、すぐにガチガチの雪の上。この先地面は見えないのでここでアイゼンを装着します。

木村さんは前爪のあるアイゼンは初めて。裾引っ掛けて破らないようにね。さて、目指すはオットセイ岩のある八丁坂。頑張っていきましょう!!

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