奥黒部周回三日目 ~絶景一転罰ゲーム~
遙か遠く
改めて辺りを見渡す。是非以下のパノラマも見て欲しい。よくよく見ると新しい発見もある。
それぞれの山荘は下の写真で見てね。黒部湖には黒部ダム。一時期、国営放送での番組のおかげで人気の観光地になったね。戸隠遠征でお馴染みの飯縄山も見えている。高妻山は手前の蓮華岳に隠れているけど、妙高山、火打山はかろうじて見えてるよ。
遠くには四阿山や浅間山。ここは遠いので登るのはいつになることか。三ッ岳からの稜線を辿っていくと、燕岳、その向こうに蓼科山がそれぞれ頭を出している。更に野口五郎岳、大天井岳の向こうにいつも見ているのとちょっと形が違う常念岳。更に南アルプスがうっすらと。
そしていつ見ても見事なのが槍から穂高への稜線。北鎌尾根独標から槍、奥穂、ジャン、西穂までよく一望できるもんだ。
眼下に黒部湖。一番奥に黒部ダムが見えている。
先ほどのパノラマをちょっと拡大。こちらは山荘や頭だけ出している山々など、細かい所まで見ることができるよ。特に真正面から見る薬師のカール群は圧巻だ。
ここからもちょっと個別に。昨年登った水晶岳や山荘、槍穂の稜線、白山を楽しんでね。
赤牛から水晶に続く稜線。水晶から赤牛を見て無性に歩きたくなったのが一年前。
水晶小屋。昨年は営業終了で宿泊できず。
烏帽子岳の稜線沿いにある烏帽子小屋。青色の屋根ですぐわかるね。
昨日休憩させてもらった五色ヶ原山荘。
そして初日泊まったスゴ乗越小屋。向こうからも赤牛が見えるんだね。
休憩も兼ねて思わず長居してしまうほどの絶景だ。と同時に本当に北アルプスの最深部にまで来てしまったんだと実感。登山を始めた時は日本アルプスなんて自分が登る山だとは思ってもみなかったが、焼岳に始まり、笠、槍、穂高。更には穂高、槍縦走後は双六や三俣蓮華、鷲羽の裏銀を経て水晶まで北上してきた。
そして今回は赤牛。実は赤牛岳は条件が良ければ各務原アルプスから見ることができる。恐らく北アルプスの山では最北だろう。
ここから北上して立山、剱、白馬と人気のあるメジャーな山がある。人があまり歩かない、静かな山域はやはりここら辺だろうか。本当に遥か遠くに来たようだ。
空はもう秋。冷たくて気持ちのいい山の空気が山頂を通り過ぎる。
薬師も天気のいい日に再度チャレンジしようか。
いつもまでも居たくなるが、そろそろ次に向けて出発の準備。
乗鞍岳もくっきり。
黒部五郎から北ノ俣岳への稜線。初日で通ってきた太郎平小屋は薬師に隠れて見えず。黒部五郎の手前は雲ノ平だが、これまた雲ノ平山荘は見えず。