烏帽子岳~念丈岳 ~中アの玄関口~
5合目からが本番
三合目の標識。いつの間にか二合目は過ぎていた。
烏帽子岳登山との合流点がちょうど三合目。いつの間にか二合目はパスしたようだ。順調に四合目、五合目と続く。ここまでは急登の無い緩やかな登り坂の軽快な登山道だ。
ここまでさほど体力を使うこと無く登ってきたが、五合目を過ぎた辺りからだんだんと斜度が増してくる。同時に登山道も多少ながら荒れ気味になってくる。「山ガール~」であったように、落石には気をつけたいものだ。
間もなく四合目の標識。カラ松の中を歩く。
たまに現れる「烏帽子岳を経て念丈岳へ」の看板。
ベニドウダンツツジの赤い花。
あちこちで咲いている。可愛らしい花だ。
足元にはキノコ。可食かどうかは不明。
五合目に到着。ここまでは順調。
烏帽子がかなり近くなった。一部が崩れて白い地面が見えている。中ア独特の地質だね。
ちょっとキツかったけど六合目。
こんなところにイワカガミの群生。
稜線伝いにひたすら登っていくと、飯島ルートとの合流点に到着。飯島ルートは歩いたことがないけど、「初心者向きではない」というからかなり厳しいところなんだな。
そしてこの合流点は七合目でもある。頑張ったのでちょっとだけ小休止。
飯島ルートとの合流点。この看板も14年前から変わっていない。
七合目からはルートは稜線上を西へと続いている。しかもここからは崩落地の縁を歩いていくので注意しなくてはいけない。しかし登山道は整備されているので、崖に近づかない限りさほど心配するようなことはない。
途中でセキナギと呼ばれる崩落地二箇所に差し掛かる。ここはいずれもロープが張ってあり、注意喚起がなされている。注意して覗き込むと、恐ろしいくらいの崩落だ。危ないので覗くときは要注意。
セキナギから南アルプスを振り返ると、かなり高度が上がったことがわかる。相変わらずいい眺めだな。
何とか七合目まで辿り着いた。ここから山頂までがキツい。
ここにもイワカガミの群生。
針葉樹と笹に囲まれた稜線をひたすら登る。
サルノコシカケ。真っ茶色だ。
セキナギを覗く。白くむき出した地面が延々と下まで続いている。縁ギリギリまで近づいているけど、かなり危険。
下部と書いてあるから上部もあるのかな?
傾斜はかなりきつくなってきた。ここが踏ん張りどころ。
ここにもピンクのイワカガミの花。まだお目にかかれるとは。
こちらが上部のセキナギ。ここも危ない。
これまた凄い崩落地。登山道はこの崩落地上部の縁に沿って続いている。長居は禁物。
上に回り込んで見る。今にも崩落して登山道が無くなってもおかしくはない。
かなり高度が上がった。相変わらず南アルプスが一望。烏帽子山頂からはどのように見えるんだろう。