
能郷白山 ~春のリハビリ登山 第二弾~
残雪を登って山頂へ
四合目からは一旦下る。ス~さん的に言うと「せっかく登ったのに・・・」となるのだけど(2月の「瓢ヶ岳~す~さん真冬の剱岳に登る!?~」参照)、これが能郷白山能郷谷ルートの厳しさ。
そしてコルからは山頂に向けての最後の頑張り。この先登山道は残雪に覆われているので気をつけなくては。

山頂付近は雪がまだまだ残っているぞ。

小さな花がガンバレと応援してくれている。

古い標識だが、あと500mの所まで来た。

雪の重みで折れてしまったのか。

ここからは山頂に向けて一気に登る。ここからが体力も気力も一層必要。山頂はすぐそこなんだけど、ここからが遠く感じてしまう。
コルから踏み跡を辿っていくと、行く手は残雪に覆われている。しかしここは先行者のトレースをたどれば良い。雪は予想以上に締まってはいるが、表面は既に緩くなりつつある。恐らくアイゼンも引っかからないだろう。ここはキックステップで登っていく。まあ、ステップが切ってあるので登りやすいけどね。
一旦雪は切れるが、最後の山頂までは残雪が続く。しかも急登で先行者のトレースもあちこちに。登りやすい箇所を選んでキックステップで登っていく。
雪が緩いので滑りやすいが、ゆっくり慎重に進み、斜度もゆるくなった先は一面の雪原。

左手には権現社の祠。まずは山頂へ向かい、祠でご飯を食べよう。

カタクリの花を発見。この先で群生を見ることになるとは。

行く手を残雪が横たわる。ここはトレースをたどればOK。

登りやすい箇所を選んで残雪の急登を登っていく。

4年ぶりに山頂に着いた。山頂周りの木々が刈り取られて見通しが良くなっている。山頂の標識には「開山1300年」のプレートも付けられており、以前よりも広く感じる山頂だ。
見通しが良くなったおかげで、白山方面もはっきりと見えてるよ。ここからだと右から銚子ヶ峰、一、二、三の峰、別山と続いている。

残雪を乗り越えて能郷白山山頂に到着。空には雲ひとつないいい天気だ。