霞沢岳 ~古の峠を越えて~
寒い山頂
K2から更に登っていくと小さな広場が現れた。ここが霞沢岳山頂だ。思った以上に順調に登ってこられたが、日の出まで45分もあるよ・・・。ま、山頂で行動食を食べながら日の出を待つことにしようか。
と思ったのも束の間。山頂は遮るものがないので風がまともに当たる。K1からは風が当たっても必死に歩いているので気持ちがいいと感じていたが、山頂で動かなくなるととてつもなく寒い。まさか8月に震え上がるとは思ってもみなかった。(この標高でこの時間なら当たり前なんだけどね・・・)
ザックの中に入れておいたダウンとパーカーを二枚重ねで着る。これで十分暖かい。しかし根っからの冷え性で、手が冷たくなってきた。持っているのはクラッググローブのみ。インナーグローブでも持ってくるべきだったよ。
そして日の出時刻間近。東の空が明るくなってきた。
ここが上高地の裏山、霞沢岳山頂だ。穂高や常念山脈のシルエットが幻想的だね。ちょっと寒いがここで日の出を待つ。
霞沢岳の二等三角点。
ハイマツの中の古い標識。
東の空が明るくなっている。手前は穂高連峰、その向こうは常念山脈。この時間にここに来ないと見ることができない景色。
もうすぐ日の出だ。再度穂高と常念を一望。
こんな近くに焼岳。まるで眼下にあるようだ。
そろそろ日が昇る。手前のシルエットは先程通過したK1とK2ピーク。
美しいジャンのシルエット。
反対側は乗鞍岳と御嶽。
鍋冠山からの稜線に雲が流れている。