霞沢岳

霞沢岳 ~古の峠を越えて~

日の出を目指して

  

時刻はほぼ0時半。霞沢岳目指してテントを出る。
どうしてこんな時間に出発するかというと、今日は霞沢岳をピストンし、テントを回収、バスで平湯まで戻らなくてはいけない。しかしそれだけの理由なら何もこんな深夜に出発しなくてもいい。

  

実は、食事後、隣のパーティーが「翌日は朝3時に霞沢岳へ出発」と話しているのを偶然耳にしてしまった。あまり山頂でワイガヤするのは避けたいので、ここはお先に出発し、山頂で御来光を目指すことにする。
コースタイムは約4時間。日の出時刻は4時57分。ナイトハイクや急登もありということで多少のマージンを見込んでおく。

テントは張ったまま、ザックに最低限必要なものだけを詰め込み、まずは展望台へ。霞沢岳への踏み跡を辿って出発する。昨年から新たに使っている明るいヘッデンだけが頼りだ。最初は緩やかな登りだったが、次第に道は急登になってくる。

霞沢岳

展望台から出発。ナイトハイクは気をつけて。

  

ちょっとガスが出ているのか湿っぽい。
いつの間にか道がフラットになったと思ったら、ジャンクションピークに到着した。ここまで1時間かかっていないのでちょっと小休止。あれ?雨かな?と思ったが、木々の葉に付いた露が風で落ちてきてるのだろう。天気は大丈夫のはずだ。

霞沢岳

ジャンクションピークに到着。ちょっとガスっている。

霞沢岳

近くの木には赤で「JP(ジャンクションピーク)」と書かれている。


  

ジャンクションピークからは一旦大きく下る。ここが復路でキツいところ。所々ぬかるんでいるところもあるが、コルのところで小さな池が現れる。ここが山頂までの中間点らしい。池に落ちないようにゆっくりと歩き、一登りすると今度は木に「P2」の文字。ちょうどいいピークなのでここで小休止。

何とかいいペースで行けそうだが、この先ルートはこれまでにない急登になってくる。真っ暗の中、ヘッデンで照らす方向は頭上に続いているようだ。何とか息を切らせながら頑張って登っていくとピークに出る。目の前には「霞沢岳K1ピーク」。おお、ここがK1か。とはいっても辺りはまだ真っ暗。帰りに景色を楽しむこととしよう。

K1からの下りが意外にも悪戦苦闘。ちょっと岩を掴むことになるが、難なくクリア。K1から一旦下り、山頂手前のピーク、K2を通過。どうやらK2の標識は見当たらなかったが、存在したのかな?
もうすぐ山頂だぞ。

  
霞沢岳

今度はP2の印。いい休憩スポット。

霞沢岳

厳しい急登をひたすら登り、到達したK1ピーク。

霞沢岳

日の出前はちょっとした岩場でも気が抜けない。


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