雨乞岳

雨乞岳 ~鈴鹿チャレンジ~

銚子ヶ口三峰

  

ようやく植林帯を抜けると頭上が明るくなってきた。これまでは秋に登ったため、辺りはシダが生い茂った細い踏み跡を辿っていったのだが、今回はシダは枯れてしまっており、まるで枯れた沢を登っていくような不思議な光景。
そしてなんとか主稜線に到着。これだけ見通しがいい景色も今回が初めて。御在所と釈迦の間に薄っすらと伊勢湾が見えている。

  
雨乞岳

植林帯を抜けた。ここからは主稜線に向けて一気。

雨乞岳

ふと横を見るとアセビの花。

雨乞岳

いつもはシダに覆われた滑りやすい踏み跡を登っていくのだけど、今回は季節が違うので景色が全く異なる。枯れた沢を登っていくように薄い踏み跡を辿っていく。足元には若芽が生え始めているので、間もなくシダに覆われるだろう。

  
雨乞岳

主稜線に到着。ここでようやく一息。

雨乞岳

ここを右手へ登っていけば東峰だ。

  
雨乞岳

ここにもヤシオの花。どうしても見掛けると撮ってしまう。

雨乞岳

左に釈迦ヶ岳、右手に御在所が見えている。その間に見えるのは伊勢湾。日の出方向と霞んでいることからちょっとわかりにくいかな?


  

急坂を少し登るとそこが東峰。ここから稜線伝いに踏み跡をたどると、左手に銚子ヶ口本峰がある。本峰には三角点があるけど、低木に囲まれて見通しは悪い。ここは鈴鹿10座の一つなので、一度は訪れたいところだね。
本峰から一旦下り、ちょっと離れた西峰に向かう。この途中でイワカガミの群生地があるのだけど、花はほぼ無し… やはりちょっと時期が早かったんだろうか? そういえばそこら中に生えているアセビも花はあまり見られず、若葉も紅葉していたっけ。年によって見頃が変わるのは当たり前のことなので、こればかりは仕方ないよね。

雨乞岳

まずは最初のピーク、銚子ヶ口東峰に到着。実は今日のルートの中でここが一番くつろげるところだと思う。

  
雨乞岳

東峰からすぐ先に本峰。ルートからほんのちょっと外れるので、見落とさないように注意。

雨乞岳

三等三角点。点名「佐目」。

雨乞岳

ここにもヤシオの花。

  
雨乞岳

本峰から一旦下り、次は西峰へ。

雨乞岳

分岐の前後にイワカガミの花がいっぱい… とはいかなかったか。


  
雨乞岳

再び視界が開けた。いい天気の青空だ。

樹林帯を抜けてまた見通しが良くなった。景色を楽しみながら銚子ヶ口西峰に到着。これといって何があるわけでもないピークなのだけど、ここでようやく休憩でザックを下ろす。今日は予想以上にいい天気だ。ちょっとひんやりするけど着ていたパーカーもここで脱ぐ。水平距離からするとまだ片道の半分も来ていない。
西峰自体は狭いピークなのだけど、東側の視界が開けていて景色が楽しめる。何よりも誰もいない静かな山を楽しめるし、前回、前々回のように寒さを感じることもない。しかし今日は何とか雨乞岳まで行って帰ってくるという山行。ぼちぼち出発することとしよう。

  
雨乞岳

銚子ヶ口西峰に到着。この辺りにはいくつものピークがあり、登山道上にあるのは東峰、三角点のある本峰、そしてここ西峰だ。その他にも南峰や名も無いピークもあるとのこと。

雨乞岳

さっき通り過ぎてきた本峰がこちら。

雨乞岳

そして南東側。右手奥は御在所。

  
雨乞岳

反対側には永源寺ダムのダム湖。

雨乞岳

やっぱ伊勢湾ははっきりと見えないね…。


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