後立山縦走四日目 ~後立山最終章~
北アルプスここまで来た
ゴンドラを降りて久々に車が行き交う普通の道路を歩く。で、バス停はどこ? 探しているとちょうどバスが発車。ああ、あそこかと近寄ると、なんと今発車したバスが白馬駅へ行くやつだった!! あらら~・・・次の便は1時間半後。それまでここら辺りでブラブラして時間つぶしとしよう。とはいってもお土産屋があるだけ。
13時発のバスに乗り、JR白馬駅に着く。次は大糸線で信濃大町駅まで乗るが、これまた2時間半待ち。駅近くの食堂できのこうどんを食べ、休憩所で時間をつぶす。そして列車がやってきた。大糸線に乗るのは小学生のスケッチ旅行以来。
ようやく白馬駅行きのバスがやって来た。まずは駅へ。
白馬駅へはバスで約30分。駅に着くと、次の列車は2時間半後。
駅のホームにはヴィクトワール・シュヴァル・ブラン・村男Ⅲ世。
上り列車がやって来た。大糸線は本数が少ないからね。
JR信濃大町で下車。ここからバスで扇沢まで移動するのだが、バスの発車時刻が45分後。時間つぶしにお土産屋で名物「ハサイダー」を飲む。
そしてバスがやって来た。今日の扇沢行きはこれが最終便なのだが、乗客はそこそこいる。
こんな時間に扇沢までこんなにも行くのかな? と思っていたら、途中の大町温泉郷バス停で自分以外は全員下車した。大型バスに乗客は自分一人。運転手さんに終点扇沢で下車することを告げると、スムーズに扇沢まで送ってくれた。
JR信濃大町駅で下車。JRの旅もいい。
ここでもバスを45分待ち。お土産屋で飲んだハサイダーが美味い。
扇沢までのバスの切符。あらかじめ購入。
扇沢行のバスがやって来た。意外にも乗る人がそこそこいる
途中のバス停で全員下車。ボッチの車内。
途中の市営駐車場を通過。インプレッサを撮る。
関電トロリーバス扇沢駅でバスを降りる。駅周辺はひっそりとしている。ここから車を置いてある第2駐車場まで歩いていく。これまでの行程を思えばどうってことのない距離だ。
第2駐車場は道路情報の電光掲示板のところ。四日間の山行を終え、ここスタート地点の扇沢まで戻ってきた。ケガもなく、すべてOK。
これにて今年の北アルプス山行は終了。扇沢から栂池自然園まで、四日間で歩いた水平距離は53.0km、累積標高差+6,207m、-5,705m。トータル時間は36時間。いい旅ができました。
扇沢駅に到着。ありがとうございました。
駅は静まり返っている。最終便は到着したのかな?
有料駐車場はぽつりぽつり。
第2駐車場まで歩く。あの電光掲示板のあるところだ。
四日間待っていてくれたインプレッサ。ほぼ満車だったようだ。
四日間お疲れ様。気をつけて帰ろう。
帰りに柏原新道の登山口で車を停め、山に向かって一礼。これで後立山の旅は終わった。やっぱり山はいい。今回は遠い昔の記憶とともにと思っていたが、いつからかそんなことは頭の中から消えていた。いつも思うのは安全に次のピークを目指すこと。
山は誰かに言われて登るものでもなく、強制されるものでもない。自分が登りたければ登る。しかし山に入る限りは覚悟して登る。これはいつも一緒。
今回の行程の中で、やっぱ朝日岳まで・・・と何度も考えた。しかし無理はいけないし、また来ればいいというのはこれまでの経験の中で染み付いている。
やはりガツガツすると山はどんどん逃げていく。今回は程々にしておいた故、山の神様も微笑んでくれたのだろう。やっぱり山はいい。