後立山縦走四日目 ~後立山最終章~
小蓮華の剣
三国境から小蓮華山までは緩い登り。ペース良く山頂に向かって歩く。途中で休んでいた老夫婦に鉢ヶ岳と雪倉岳を教えてあげた。鉢ヶ岳がきれいな山だと言われていたが、あそこは山頂へのルートは無いんだよね。植生保護のためにも登山道の無いところに立ち入るのはご法度。登山はローインパクトで心掛けたい。
日が昇ってきたが、時間的には7時とまだ朝の時間帯。前方に立派な標識? いや、違う。あそこが小蓮華山の山頂だと思うが、あれは何だ?
ここから先、小蓮華山に向けて稜線を歩く。
彼方に見えるのが小蓮華山。ちょっと頑張らねば。
とはいっても登山道は整備されていて歩きやすい。
あそこが山頂か。なんか立派な標識が立っている。
まるで山頂に突き刺さっているように鉄剣が祀られている小蓮華山の山頂。目の前に雪倉岳が鎮座。
確かに小蓮華山山頂ではあったが、その山頂で見たものは長い鉄剣だった。大日岳とも呼ばれるこの山は、どうやら信仰の山らしい。
ここは9年前に山頂部が崩落し、三角点も新たに設置され、測量がし直された。ここの標高は2,763.37mで三等三角点の点名は「小蓮華」。
小蓮華山から白馬三山、雪倉岳一帯を見渡す。遠くは二日前の鹿島槍ヶ岳。
こちらはこれから歩く稜線。白馬大池が見えている。その向こうは妙高の山々。
小蓮華山は9年前に山頂が崩落。最高点は3m低くなった。左側のロープで囲まれた所が昔の山頂で立入禁止区域となっている。
再度歩いてきた後立山の山々を拡大。自分としてはとても頑張ってる。
鉢ヶ岳から雪倉岳、朝日岳を拡大。鉢ヶ岳を巻く登山道や黒部の街並みが見えている。