後立山縦走

後立山縦走一日目 ~後立山稜線へ~

爺ヶ岳はガスの中

ガスで見通しが悪い中、種池山荘を出発。指導標には「鹿島槍ヶ岳方面」と書かれているが、最初に向かう山は爺ヶ岳。爺ヶ岳は北峰、中峰、南峰の3つの峰からなり、春には信州側から種蒔き爺さんの雪形が山名の由来となっている。
そういえばスケッチ旅行での民宿の夜は画家の先生が山の名前を教えてくれるのだが、この爺ヶ岳の名前が出た時、「それ自分じゃねぇか!!」といじられていたっけ。

  

種池山荘を出るとさすがに遮るものの無い稜線に出たせいか、風が強い。花の終わったチングルマを横に見ながら、平坦な登山道を進む。
行く手はガスで何も見えない。これじゃ昨年の薬師岳の二の舞いになるんかな・・・とちょっと気分はブルーになってきた。

後立山縦走

種池山荘を出発。次は爺ヶ岳だ。

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周りはガスで見通しが悪い。

  
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花の終わったチングルマ。なかなか花にはお目にかかれない。

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行く手はガスの中。う~んちょっとテンション下がってしまった。

  
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風も出てきた。ちょっと寒いかも。

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これじゃ昨年の薬師岳の二の舞いだ・・・。雨が降ってないだけまだましか。


  
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ガスの中のガラ場を稜線伝いに歩く。途中で道は二手に分かれ、登りを行く。しばらくすると指導標が見えてきた。黄色の指導標には爺ヶ岳南峰頂上と書かれている。

ようやく南峰か。悲しいことにガスって何も見えず。後から登ってきたお姉さんはすぐに次の中峰に向かった。

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爺ヶ岳南峰。3つの峰の一つ目だ。標高は2,660m。

  
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辺りはケルンがたくさん。これでガスが晴れていたらなあ。

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三角点でも南峰は山林局の主三角点らしい。


  

南峰から下ると、山頂を巻くルートに合流した。まだまだ見通しが悪いガスの中を歩いていくと、今度は中峰への小さな指導標。ここは中峰に向かって登っていく。

そしてようやく到達した中峰もガスの中。ここでザックを下ろし、持ってきたおにぎりを食べる。しかし周りの景色は全く見えないし、谷側から冷たい風が吹き付けるし、しばらく待っていたらもしかしたらという期待感も薄れ、仕方なく先へ進むことにする。

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次は爺ヶ岳中峰。真ん中の本峰だ。

  
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南峰から下り、本ルートに合流。

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中峰は右へ。ガス晴れるかな?

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中峰が見えてきた。本日の最高峰。

  
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爺ヶ岳中峰。標高2,669.8mと南峰より10mほど高い。面白いことに、三角点の基準点名は「祖父岳」らしい。

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ここは二等三角点。

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ちょっと待ってみたけどガスが晴れる気配なし。

  
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諦めて中峰を離れる。こればかりはね・・・。

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この先の稜線もガスでほとんど見えず。運が無いな~。

ちょっとガスが晴れかかったかな?と思ったらまた視界が悪くなる。まあ、山荘までこのままなら諦めもつく。

このままだとお昼前には冷池山荘に着くかも。今日は山荘まで辿り着くことができればいいか。気をつけるのは登山道を踏み外してコケないように。


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