中央アルプス周回

中央アルプス周回 ~まだ終わらんよ~

第伍座 越百山

  

先を見ると越百山まではまだまだ遠い。しかも一旦下って登り返し、更に次のピークへと登っていく。まずはザレた岩が点在する中を下っていく。振り返ってもやはり仙涯嶺のギザギザ感は無いな~。
越百山まで行けば後は主稜線を離れ下山する。そういえば出発から既に半日過ぎていたんだ。我ながらよく歩くな・・・。

  
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南駒が目立つ反面、仙涯嶺のギザギザの岩場はわからない。

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ザレた中を下る。相変わらず滑りやすい。

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この稜線をずーっと歩いた先が越百山。ここから約1時間ちょっと。先には安平路山~摺古木山とつながっていくが、疲れた体では景色を楽しんでいる余裕はあまりない。

  
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山の位置関係はこんな感じ。恵那山には雲がかかってしまった。烏帽子ヶ岳の稜線もまだ見えている。

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再度仙涯嶺を振り返る。多少は・・・険しい岩場らしい光景?


  

コルから越百山へのなだらかな登り。しかし半日も歩き通しの体にはかなりこたえる。まだいいのは風が吹いていて体を冷やしてくれていること。これが猛暑の中だったらちょっとバテてたかもね。

  

塩見岳の後ろに見えていた富士山もかなり右に寄った。ここで空木岳では塩見岳の左側に見えた富士山も稜線を移動するに連れて右側に動いているようだ。
ハイマツの中、越百山手前のピークに到達。そして目の前に見えるのが越百山山頂。あと一息。

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さあ、最後の越百山に向けて出発。ちなみに越百山は左に見えるピークだ。

  
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ハイマツの中をひたすら登っていく。風が心地いい。

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南駒からかなり歩いてきたな・・・。

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塩見岳と富士山。これが見納めか。

  
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富士山が移動するの図。これだけ稜線を移動したのだと実感できる。

  
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山頂手前のピークに到着。まだあとちょっと頑張らねば。

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あそこが越百山山頂だ。ようやく最後のピークに着いたぞ。


  

何とか頑張って本日の5座目、そして最後のピークの越百山2,613.6mに到着。いや~もうフラフラ。山頂は広くもなし、狭くもなし。ザレた山頂には三角点。ここからの景色もこれまでの山頂とまた違った眺めだ。
この先稜線は奥念丈岳、安平路山、摺古木山と続いていく。今日の主稜線歩きはここで終了。ここから越百小屋に下り、今朝沢林道へと下山していく。まずは5つのピークお疲れ様。体にはかなり疲れがたまっているけど、ここでくたばる訳にはいかない。「まだだ、まだ終わらんよ。」と空に向かって呟く。最後まで見ていやがれ。

  
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空木岳からひたすら主稜線を歩いて到達した越百山。越百山は「こすもやま」と読む。今日歩いた中で三角点があるのは空木岳とこの越百山だけ。薮さえ無ければこの先も歩きたいところだ。

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今日二つ目の三角点。

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今日の主稜線はここまで。避難小屋へ下山。

  
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山頂から摺古木山へと続く主稜線を望む。中アは更に大川入山、恵那山と続いていく。南アもまだまだ見事な稜線だ。

  

ザックを下ろして休んでいたら、軽装のトレランの若い男女が山頂に到着した。中アの地質はとても脆く、あまり走るのは適していないと思うのだが、ブームだから仕方ないか。登山はただでさえ山に負担がかかる。可能な限りローインパクトを心掛けたい。
こちらはゆっくりと越百小屋へと下山にかかる。

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仙涯嶺からの歩いてきた稜線。空木から長かったな~。


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