西穂独標 ~北アルプスへラーメンを食べに行く
稜線の突風
あまり休んでいると気温も低く体が動かなくなってしまうので、早々に西穂独標に向けて出発する。最初は岩がゴロゴロした中を登っていく。3年前はいずれも真っ暗な中。こんな光景だったんだなと今になって思う。
ちょっと心配なのはやはり天気。今にも泣き出しそうな空だ。それとKUMAクンが出発時に危惧していた風。さすがに森林限界を越えて遮るものがない稜線に出るとモロに風に当たることになる。ダメだと思ったらすぐ引き返そう。いつもの如く、無理はしない。
西穂高岳まで2.4km。今日は独標まで。気をつけて行こう。
最初は岩の上を伝って登っていく。
山荘からはいきなり岩がゴロゴロした中を登る。しかしこれは最初だけ。ここを登り切るとハイマツの中を登山道が延びている。予想通り、風をまともに受け、ちょっと肌寒くなってきた。
岩の上を登り切るとハイマツの登山道を緩く登っていく。出発して20分ほどで丸山に到着。
風がちょっと強くなってきた。さすがに寒さを感じ、上に一枚羽織る。この先天気はもってくれるのか? 若しくは3年前の二の舞いか? いずれにせよこのまま様子を見ながら進むことにしよう。
ガスの中、ハイマツに囲まれた登山道を進む。
やはり景色は楽しめない。今日は独標へピストンのみだ。
赤いザックが目立つcirrus。まずは丸山へ。
KUMAクンもちょっとこの天候に心配そう。ダメならすぐに引き返すよ。
丸山に到着。しかし後にも先にも人の気配がしない。既に独標を過ぎて西穂を目指しているのだろうか?
丸山はあっという間。ここで一枚ウインドシェルを着る。