笠ヶ岳 ~強い心で~
登山は強い心で
杓子平からもひたすら下るだけ。しかしここからがうんざりするほど遠い。目の前の穂高の稜線は雲ですっかり隠れてしまった。これも今登っている人にとっては残念。お昼をちょっと過ぎたくらいなのだが、まだまだ登ってくる人がいる。中には山頂は諦め、せめて杓子平までという人も。
途中ですれ違った大きなザックを背負ったお兄さんは苦しそう。何とか明るいうちにテン場まで到着できればいいが。
とか何とか考えているうちにようやく登山口に到着。いやー疲れた疲れた。無事下山できたことが何より。
帰りは穂高を眺めながら下山といきたいところだが・・・。
ご覧のとおり、朝と異なり稜線は暑い雲の中。ジャン登ってる人は大丈夫かな?
登山口から杓子平間の中間点。杓子平まで1時間30分なんて本当?
ひたすら下りに下ってようやく見えてきた林道。
登山口の水場はオアシスだ。
笠ヶ岳登山口に無事到着。7年ぶりの笠日帰りだ。
あとはノンビリと林道を新穂高へ向けて歩く。人が増えてるのはわさび平から来た人だろうか。
この時期、黒部五郎岳もそうだったが、朝晴れていても昼前後からガスが上ってくるようだ。登山は早立ちが基本。でも程度があるけどね・・・。
今度は山荘泊で時間をかけて登ろう。
新穂高へ向けて林道を歩く。帰りは一時間もかからない。
ゲートが見えてきた。帰ってきたよ。
ゲートの向こうの路肩は違法駐車だらけだ。
振り返ると山はガスの中。
最後にやること。下山届の提出。
これで笠ヶ岳登山完了。お疲れ様でした。
久々の左俣の山だった。一週間前が思い出される。
新穂高センターは本当にありがたい。いつまでもきれいに使いたいものだ。
後に新聞で新穂高の違法駐車の記事が載っていた。どうやら当日は登山客が集中したらしく、路肩駐車が延々と続いていたとのこと。幸い自分は無料駐車場。その割には誰もいない笠の山頂を一人満喫できたのは偶然なのか、必然なのか・・・。
それにしても一週間前とは何が違ったのだろう。少なくとも今回はちょっぴり心が強かったのだと思う。登山での事故は紙一重。やっぱり山には強い心で望む。心が弱っている時は登っちゃダメだ。
いつも見守ってくれていた笠に喝を入れられたような気がした。
無料駐車場は満車。今後、路駐は取り締まりがあるので注意してね。