笠ヶ岳

笠ヶ岳 ~強い心で~

笠に一人

  

祠からちょっと先に三角点がある。ここは木村さんがオコジョに出会ったところ。一週間前に気力を無くしてそのまま下山した。でもここまでやってきた。そのご褒美か、先にいた一人が下山した後、山頂には一人。誰も登ってくる気配がしない。石の上に座って穂高を見ながらおにぎりを食す。
恐らく昨日の宿泊客は既に次の山を目指して出発、本日の宿泊客はまだ到着しておらず、時間的には谷間だったのだろう。それにしても混雑する連休にしては静かすぎる山頂だ。

しばらくボーっと景色を楽しむ。しばらくすると谷からのガスが目立つようになってきた。穂高や槍がたまに隠れる。もしかしたらいいタイミングで山頂に着くことができたのだろうか。

笠ヶ岳

笠ヶ岳の三角点。オコジョには出会えず。

  
笠ヶ岳

空が高い。もう秋だ。

笠ヶ岳

ここが笠の山頂。一週間前を思うと、よくここまで頑張った。

  
笠ヶ岳

意外に稜線も長いんだ。歩いてきた道を山頂から見下ろす。帰路はここを戻る。

笠ヶ岳

ちょっと拡大してみる。新穂高ロープウェイの西穂高口駅。

笠ヶ岳

こちらは西穂山荘。こんなにはっきり見えるとは。


  
笠ヶ岳

剱、立山、西鎌尾根はちょっと雲がかかってしまった。見えなくなる前に北アルプス最深部、裏銀座の山々。雲ノ平山荘や双六小屋、黒部五郎小舎の赤い屋根も見えているよ。ということは笠ヶ岳はこれらの山荘から見えるということだ。

  
笠ヶ岳

北穂から北は雲がかかってしまったので涸沢岳から南の稜線。明神がちょっぴり見えているのは意外だ。西穂山荘の診療所の屋根が光っているのがわかるかな? ちなみに西穂独標から西穂穂高岳への峰の番号はいい加減なのでカンベン。

  

ちょっと手ブレ激しいけど、槍~穂高の稜線。前穂はコブ尾根ノ頭の稜線に遮られて見えないか。


  
笠ヶ岳

焼岳にもガスがかかってきた。山頂からの水蒸気がわずかに見えている。

笠ヶ岳

山頂から見下ろすと小さな池。

  

山頂で一人景色を楽しむ。登ってきたのはわずか3人。彼らはすぐ下山していったのでまた一人。

なぜかよくわからないが一通り景色を楽しんだら谷からガスがどんどん上がってきた。それと同時に槍から穂高もガスの中。気が付くと遠くの立山、剱も雲海に隠れてしまった。

そろそろ下山しようか。この調子なら明るいうちに新穂高に戻れそうだ。

笠ヶ岳

十分山頂を満喫。ガスも出てきたので下山しよう。


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