笠ヶ岳 ~強い心で~
槍ヶ岳とQSO
山荘を見下ろしながらちょっとガスっている中を山頂から下りる。山荘を過ぎたところでザックに着けていたデジタル簡易無線からCQが入った。交信は初めて。うまくいくかな? と思いながら初QSO。
相手はカナガワZX9さん。どうやら槍ヶ岳から更新してるようだ。笠ならさほど遠くはないだろう。メリット5でよく聞こえてる。ぎこちない交信にも親切にお話ししてくれました。どうやら次の日に大キレットを超えて北穂に向かうそうだ。お気を付けて~73。
交信後は稜線を戻る。振り返るとガスがだんだんと濃くなってきた。抜戸岩を過ぎた辺りでは山頂はすっかりガスの中。この時間帯になると今度は山頂に向かう人とすれ違うようになってきた。やはり連休なんだと実感。
眼下には笠ヶ岳山荘。こちらもうっすらガスの中。
交信の後で振り返ると山頂はガスで隠れそう。
抜戸岩を山頂側から抜ける。
本当にいいタイミングだ。ガスはどんどん濃くなる。
何だろう? こんなところにキノコ?
山頂はガスで完全に隠れた。7年前はこんな風だったな。
抜戸岳との分岐へ。後は本当に下るだけ。
稜線は帰りも若干のアップダウンがあったのだが、抜戸岳の分岐からはひたすら下るだけだ。山荘から一気に下りてきたので、ここで小休止。眼下に広がる杓子平のカールを見下ろすと、たくさんの人が息を切らして登ってくる。今日の山荘は混みそうだ。
登り優先で道を譲りながら稜線を目指す人を応援。一気に杓子平まで下りてきた。ここから山頂の方向を見てもガスで何も見えず。休憩している人に下の状況を聞いてみたら、登山口はガスは全くないらしい。視界が悪くて残念がっていたが、明日も天気はいいので大丈夫。ここからもきつい登りになるので、元気の出る塩キャラメルを渡し、登山口に向けて再出発。
左が今回、右が7年前木村さんが登る笠新道。看板が倒れているけど同じ場面だ。
往きであれだけ鮮明だった稜線もガスに埋もれた。
杓子平のカールを見下ろす。稜線を目指して頑張るたくさんの登山者たち。今度は応援する方だ。
間もなく杓子平に到着。山頂はガスで見えない。
やっぱ一気に下りてきたので疲れるね。