笠ヶ岳

笠ヶ岳 ~強い心で~

早朝の杓子平

  

一歩一歩確実に。辺りはすっかり明るくなった。一週間前見上げた稜線もだんだん近くなってくる。はて? 杓子平ってどの辺りだろ? ぐるりとジグザグっぽく登っていくと、ようやく杓子平への入り口(?)が見えた。当然のことながら7年ぶりの杓子平。しかし前回は往きも帰りもガスに隠れて笠の姿は見えず。

でも今は目の前に笠ヶ岳。こんな光景だったんだ。ザックを下ろして休憩する。しかしここはまだ日が当たらないのでちょっと寒い。ちょっとだけ行動食を腹に入れて再出発。しかしここからあの稜線まで登るのがきつい。木村さんが弱音を吐いたくらいだからね。

笠ヶ岳

この向こうが杓子平。何とか到達した。

  
笠ヶ岳

7年ぶりの杓子平。まだ日陰なのでちょっと寒さを感じる。体が冷えないうちに再出発。改めて行き先を見上げてみる。

笠ヶ岳

杓子平から見る笠ヶ岳。

笠ヶ岳

ズームすると山荘も見えるよ。

  
笠ヶ岳

杓子平から笠ヶ岳を望む。右側のカールに登山道が見えている。笠へは一旦稜線まで登らないといけない。


  
笠ヶ岳

杓子平から稜線へ。彼方に見えるは焼岳。

さて、ここからが笠への踏ん張りどころ。まずはカール地形の中を稜線目指して登っていく。ようやく笠にも日が差してきた。山は朝日に照らされてオレンジ色。

ルートはここから300m弱の標高差を登る。一旦緩く下った後にキツイ登り。でもここも一歩一歩確実に前に進む。しかし早朝の静かな山は気持ちがいい。左手、穴毛谷に続く沢には雲がぽっかりと浮かんでいる。

しばらくはこんな景色と道が延々と続く。稜線に出るまで頑張ろう。

  
笠ヶ岳

ようやく笠にも日が当たってきた。7年前は見ることができなかっただけに、木村さんにも見せてあげたい。

笠ヶ岳

ペンキマークが転々と続く。先が見えるだけにキツイ。

  
笠ヶ岳

ちょっとだけ標高が上がった。見渡すと穂高から遠くは乗鞍、御嶽。目的の笠は・・・遠いなあ。

  
笠ヶ岳

ぽっかりと浮かんだ雲。穴毛谷から上ってきた。

笠ヶ岳

すっかり昇ったお日様。穂高の稜線を照らす。

  
笠ヶ岳

そして槍の雄姿。誰もが登りたいと思うのがわかるね。

標高が上がるにつれて隠れていた穂高がまた見えてきた。槍から穂高の山々の稜線を改めて見てみる。今日は天気がいいのであの稜線を歩く人も多いだろう。ここまで日が上っているので、もう何人もの登山者が岩を掴みながら先を目指しているに違いない。

お互いこの先気を付けて。


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