笠ヶ岳 ~強い心で~
静かな山荘と山
山荘が見えてきた。よくここまで来たよ。
笠ヶ岳山荘。クーリッシュを売っているのにびっくり!!
テン場を過ぎると笠ヶ岳山荘。ちょうど宿泊客がほとんど出発した後らしく、山荘のスタッフが玄関前でラジオ体操をしている。ここで今日は三連休の初日であることを思い出した。通常なら連休は混雑するはずなのだが、山荘はひっそり。
ここでもちょっぴり一息ついてから目の前の山頂を目指す。あと本当にちょっとだ。
山荘から見る槍~穂高。この光景も贅沢だね。気になるのは手前の谷から雲が上ってきたことか。
さて、最後の一頑張り。山荘から山頂へ。もう目標が近いせいか、順調に登っていく。約15分ほどで山頂横の祠に到着。岩屋造りの祠の中には銅製の仏像が安置されているそうだ。
ここは360°の絶景。周りを見渡すといつもの槍~穂高の稜線。霞沢岳の向こうには北岳、間ノ岳といった南アルプスの山々。北は黒部五郎岳、薬師岳、そして遠くに剱岳。更に右に目を移すと、双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、野口五郎岳といった裏銀座の山々が一望できる。これは凄い。ガスで何も見えなかった7年前と比べると・・・やはり木村さんに見せてあげたい。
最後はここを登るだけ。山頂はすぐそこだ。
祠の赤い屋根が見えてきた。思った以上に時間はかからなかった。
三角点はちょっと向こう側。
播隆上人と村人らが奉納したと言われる仏像が安置されている祠。笠のシンボルだ。
穂高を一望。どうやら前穂はジャンダルム辺りに隠れて見えないようだ。霞沢岳の向こうには雲海に浮かぶ南アルプス。雲がなければ富士山が見えていたはず。位置的には西穂山荘と北岳の間くらい。
更には北アルプスを一望。なんかすごい贅沢だ。祠の右側、西に白山も雲に浮かぶ。