どんぐり山

どんぐり山 ~未踏の道~

まだあった未踏ルート

  

2002年の4月、各務原権現山一帯の林野火災が起こったのは今からほぼ22年前。あの時は職場の窓から煙が延々と続いているのを見ていたっけ。この火災で東京ドーム約87個分の広さが被害を受けたというから、かなり大きな災害だったということがわかる。その後、山火事の跡地は「緑の山再生プロジェクト」として地元の有志が植林活動などを行い、努力の甲斐あって山はほぼ元の姿を取り戻している。
木村さんとこの山域を歩いたのは2008年の1月。各務原権現山からわらびみちを下りていったところに「どんぐり山」の看板があった。恐らく、どんぐりの実が芽を出し、山に植樹したことから名前が付いたのだろうと思っていたけど、このどんぐり山が実際に存在し、ルートもあることを知ったのはつい最近。よくよく調べてみると、桐谷坂から芥見権現山へと続くルートから分岐し、その南側にルートがあって、3つのピークに名前が付いているらしい。今回は向山へ登るまだ歩いたことのない登山口から登り、桐谷坂を渡って、どんぐり山界隈のルートを確認する。それにしても各務原・関南アルプスはどんどん主ルートからたくさんの枝道が分かれていて、地図を作るのが大変だ。

今日の出発地点は昨年11月に上った向山の登山口から2km弱西に行ったところ。三ツ池公園の西の端にある駐車場に車を停める。天気予報に反してポツポツと小雨が降ってきたけど、雲が通っていっただけのようだ。まずは道路に沿ってちょっと東にある向山登山口へと歩く。三ツ池公園は字の如く池が三つあり、道路を挟んで池と反対側に登山口の小さな標識が立っている。ここからまずは向山からの稜線目指して登っていく。踏み跡は明瞭で、ジグザグに登っていくようだ。しばらくは樹林帯の中だけど、ジグサグを登り切るとわずかに南方面の景色が開けてくる。遠くに小津権現、そして能郷白山だ。そろそろ稜線か?というところで桐谷坂と向山分岐の看板が現れた。ここは桐谷坂方面へ。ちょっと踏み跡が薄いけど間違いではない。分岐からすぐに稜線に到達。

  
どんぐり山

ちょっと雨がポツポツ。天気予報はあてにならない。

どんぐり山

駐車場は三ツ池のすぐ隣。

どんぐり山

一般道を東へ。今日はどこまで歩けるだろうか。

  
どんぐり山

道路を挟んで向山登山口の標識がひっそりと立っている。踏み跡が続いているけど、夏になると標識がなかったらちょっとわかりにくそう。

どんぐり山

落ち葉の中を稜線に向けて出発。

どんぐり山

しばらくはジグザグに登っていく。

  
どんぐり山

多少斜度も緩やかになってきた。

どんぐり山

と同時に南側の景色も開けてくる。一気に高度が上がったな。

  
どんぐり山

遠くに小津権現山。雪はそこそこありそうだ。なんと蕎麦粒山も小さく見えている。

  
どんぐり山

こちらは手前の雲が遮っているけど、真っ白な能郷白山。かなり寒そう…

  
どんぐり山

稜線が近くなった。と、眼の前に現れる分岐と標識。

どんぐり山

左が桐谷坂で右が向山。もちろん桐谷方面へ。

どんぐり山

間もなくアルプス稜線に出た。一気に登ったので疲れたよ。


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6

このページの上に戻る