麦草岳

麦草岳 ~中アの端っこ~

眼前の木曽駒と宝剣

  

避難小屋からこんなにキツいとは思ってもみなかった。フラフラで何とか麦草岳山頂に到着。中央アルプスの一角とはいえ、さすがにマイナーな山だけあって誰もいない。山頂には古びた標識と三角点があるのみ。山頂から南東側には木曽駒ヶ岳、その右手奥に尖った宝剣岳が目の前に見えている。その反対側は木曽谷が一望だ。あいにく見晴台でよく見えた御嶽から乗鞍、北アは雲が掛かってしまった。しかし何ともいい景色。木曽駒の山頂を拡大すると、沢山の人が登っているのがわかる。
しばらく景色を楽しんでちょっと早いお昼ごはん。さすがにシャリバテになる前に栄養補給せねば。食事を楽しんでいると、徐々に木曽谷からガスが昇ってきた。みるみるうちに眼下はガスに覆われて全く景色が隠れてしまった。と同時に、木曽駒方面もガスが立ち込めてきた。なかなか晴れる気配がない。もしかして山頂に着いたタイミングは絶妙だったのか?

  
麦草岳

フラフラで登頂した麦草岳。中央アルプスの山とはいえ、何とも地味な山頂だ。しかしここまでの見通しがきかなかった登山道とは打って変わって景色は抜群に良い。

麦草岳

古びた山頂の標識。

麦草岳

三等三角点。点名は「麦草頭」。

  
麦草岳

こちらも木に彫られた山頂の標識。

麦草岳

目の前に木曽駒ヶ岳。右奥に宝剣岳が見えるのがわかるかな?

  
麦草岳

山頂からほぼ360度の眺め。御嶽と乗鞍には雲が掛かってしまったけど、木曽谷の広がりはいい眺めだ。

  
麦草岳

お昼ごはんを食べていたら徐々にガスが昇ってきた。見ると木曽谷にもすっかりガスが掛かり、見通しはなくなってしまう。

麦草岳

木曽駒山頂には大勢の登山者。/p>麦草岳

宝剣岳を拡大。手前の建物は玉ノ窪小屋。

  
麦草岳

登山道は牙岩へと続くが、この先は通行禁止。

麦草岳

山頂ではトンボが飛び交っている。

麦草岳

トンボってカメラを向けるとポーズ取ってくれるんだよね。

  

麦草岳山頂からぐるりと見渡す。雲がなければ御嶽や乗鞍がはっきりと見えるはず。木曽谷の反対側にはお隣の木曽駒ヶ岳。あちらはたくさん登っていて、こちらはボッチの山頂。


  

ガスは全く掃けそうにない。山頂はまだ涼しいけど、気温が上がってくると体力も削られそうだし、十分景色も楽しめたのでそろそろ下山することにする。下山時は往きで撮れなかった花も楽しんでいこう。
出発しようとすると一人の男性が登ってきた。物好きな人もいるもんだと思っていたら、そのまま牙岩方面へ。あれ? そちらは通行止めのはず。まあ声をかけても仕方ないのでここはスルーする。
避難小屋までの道も急坂の下り。ちょっと気を抜くと滑って大怪我だ。慎重に歩いていく。

  
麦草岳

往きでみた見た奇岩の数々。

麦草岳

時間があれば上ってみたいんだけどね。

麦草岳

今度は大岩の右を巻いていく。

  
麦草岳

シャクナゲが張り出した登山道。ここはあまり歩かれていないのかな?

麦草岳

御嶽にも咲いていたゴゼンタチバナ。

  
麦草岳

この小さな黄色の花はなんだろう?

麦草岳

ミヤマアキノキリンソウ。漢字では「深山秋の麒麟草」。

麦草岳

何となく撮った白い花は不明。

  
麦草岳

中アにはこのような岩が多かったな。

麦草岳

ガスの中に入ったようだ。視界不良になりませんように。

麦草岳

避難小屋に戻ってきた。木曽駒へのルートはほとんどが千畳敷から。木曽谷からの登山者は少ないようだけど、ここに避難小屋があるとかなり便利だと思う。


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