麦草岳 ~中アの端っこ~
延々と樹林帯の中の急登
頑張って登っていくと広場が見えてきた。お、さっきは4合目だったので5合目か? と思ったら木に取り付けられている看板には4合半と中途半端。どうやらここは水場でもあるようだ。ここは休憩することもなく先へ進む。
それにしても相変わらずの樹林帯の中の登山道。辺りが見渡せないとちょっと疲れも増してくるな…
丸太のベンチが置かれた広場に到着。先に付けられている看板には4合半の文字。ということは木曽駒までまだ半分も来ていないということか。
力水っていうことは水場があるということか。
まだまだ続く樹林帯の中の急登。
登山道は登り一辺倒。帰路は膝がやられそう。
ハナビラタケ。可食だけど色が付いているのは不味いとのこと。
それにしてもしんどい急登がひたすら続く。時々木々の間から木漏れ日が見えるけど、暑さと湿気でどんどん体力は削がれるばかり。果たして山頂まで行けるのだろうか?
何とか5合目までやってきた。そこから頑張ること30分、今度は先の古びた看板に6合目と書かれている。足元の岩に赤ペンキで「一休み」と書かれてあるので、ここで一休み。
確か伊奈川ダムから空木岳に登るときも木曽殿山荘まではこんな樹林帯の中をひたすら登った記憶がある。どうも木曽谷からの登山道はこんな感じなのかな。前回の御嶽剣ヶ峰も厳しかったけど、標高が高くて湿度が低かったことと、何よりも森林限界より上に出て見通しが良かったことで何とか頑張れた。このルートは悪く言えば退屈だけど、登山道としてはよく整備された道だ。
地面に落ちていた「登山道」。
木に書かれた5合目。あと少し。
ようやく木曽駒まで半分。
5合目は看板があるだけだけど、休憩するスペースは十分ある。沢を渡ってからここまで何の変哲もない山歩きだけど、随所にある急登は気が抜けない。
5合目から30分ほどで6合目だ。看板の下には「木曽福島観光協会(協会は旧字)」と書かれている。このルートはかなり歴史があるのかな。
しれっとギンリョウソウ。
ちょっとここで一休み。
なかなか目標地の避難小屋まで着かず、GPSを見てもまだまだだ。ちょっとうんざりしてきたところで、右手に「見晴台」の看板だ。
見晴台ってどこだろう?と辺りを見渡すと左手に大きな岩がある。ここに登ってみると、このルートで初めて遠くを見渡すことができる。
ここから見えるのは左から御嶽、乗鞍、穂高の北ア南部だ。さすが中ア。かなり鮮明に北側の山々が手に取るように見えている。
右手の木に掛かっている看板。
「見晴台」と書かれている。
見晴台からの御嶽。登山口を出発してから初めての遠くの景色。
行く手のピークが目的地か?
見晴台からの一望。左から御嶽、乗鞍、そして穂高の北アルプス。乗鞍はちょっと雲が厚い。
北アを拡大。笠ヶ岳が頭を出し、西穂から奥穂、前穂へと続く稜線が見える。前穂の左奥には北穂の姿も。
御嶽を拡大。先月登った剣ヶ峰と飛騨頂上が見える。