裏銀座周回

裏銀座周回 三日目 ~足跡の記~

名も無き道

南沢岳からかなり歩いてきた。そろそろ登りがきつくなってきたということは、不動岳に向けて近づいてきたということか。

  

見上げるとそれらしきピークが見えている。GPSや地図で確認しても恐らくあの辺りだろう。沢のような石がゴロゴロした急登を登った次はハイマツの中を急登をひたすら頑張って登っていく。振り返ると烏帽子岳から続く南沢岳と、今日歩いてきた稜線が見えてきた。かなり標高が上がってきたということだ。

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思わず見入ってしまう立山から剱の景色。もう一度訪れてみたいけど、今はあそこまで歩くだけの体力があるのかな・・・?

  
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恐らくあそこが不動岳だ。

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岩がゴロゴロした急登を登っていく。日陰なので涼しい。

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登山道はハイマツの中へ。ここも急登だ。

  
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急登を登りながら振り返ってみる。特徴ある烏帽子岳から右側のピークが南沢岳。今日も長い道のりを歩いてきたんだな。

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低木も無くなってきた。ハイマツの中をひたすら登る。

  
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山頂に着いたのか? 目の前には針ノ木岳。

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山頂はその向こう? 果たして・・・


  

ピークに到着した。ここが不動岳か? 標識が立っているのだけど、半分は剥がれており、かろうじてここが標高2,595mということがわかる。ということは、ここが不動岳山頂だ。GPSで確認してもまさにここが不動岳。南沢岳から長く厳しいルートだった。誰もいない山頂でザックを下ろして休憩する。とにかく疲れた。

さすがに標高が高いだけあって、ここからの景色も抜群にいい。東側は遮られていて360°とはいかないものの、西側の景色はなかなかいい。三ツ岳から歩いてきた南沢岳からここまで続くルートが崩落地に沿って続いているのが見えている。

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山頂に立っている標識。七倉岳と船窪岳への時間と標高だけが残っている。

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何といっても水晶から赤牛の稜線、更にその向こうの薬師岳、越中沢岳、五色ヶ原から立山、剱へと続く景色が素晴らしい。馬場島から折立まで一気に歩きたかったけど、三度悪天候に阻まれ、日を改めて繋いだ稜線だ。

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この後歩く船窪岳から船窪小屋。まだまだ遠いし、アップダウンもきつそうだ。

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拡大写真はないけど、不動岳からの薬師岳全容。

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こちらは赤牛岳。読売新道はとにかくキツい登山道だ。

  
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手前は烏帽子のピーク。その後ろは双耳峰の水晶岳。北アの双耳峰で美しいと思うのはこの水晶と後立の鹿島槍、そして北穂だ。

  

マイナーな山だけど、景色は素晴らしいよ。ただ、ここまで行くのが何とも困難。
〇〇新道のように名前も無い厳しい登山道を歩かなくてはならない。

  
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鹿島槍の南・北峰をバックに針ノ木小屋のある針ノ木峠。ここもまだ歩いていない。

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拡大すると針ノ木小屋が見える。

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この湖は黒部湖。近くに平ノ渡もある。

  
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山頂近くの岩に遭難碑が埋められていた。

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立山直下に黒部湖。以前黒部湖を横断したときの平ノ渡場はあの辺りだ。五色ヶ原から刈安峠を経て平ノ小屋まであの急坂を下りたんだな。


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