裏銀座周回 一日目 ~足跡の記~
ポツンと晴嵐荘
遠くに青嵐荘の屋根が見えてきた。あと少し。
たまに高巻きをしながら河原沿いの道を歩いていく。青嵐荘はまだか・・・と思っていたら、木々の向こうに建物の屋根が見えてきた。ようやく青嵐荘だ。もうちょっと頑張って歩いていくと、左手に重機が動いている。そこは現在休業中の湯俣山荘だ。この先で渡河したところが青嵐荘だ。
晴嵐荘で予約する時、手前の沢に掛かる橋が落ちているので、濡れてもいいようにサンダルを持ってくるといいと言われていたので、今回は初めて持参。途中で晴嵐荘へと沢へ下りていくところがあったけど、よくよく見てみると石伝いに歩けば特に足を濡らさなくても大丈夫なようだ。今日は水量が少なかったから良かったのかもね。
河原の向こうにポツンと建っている湯俣温泉晴嵐荘。本当に秘湯だね。
こちらは休業中の湯俣山荘。
この看板のところで一旦沢を渡る。真っ直ぐ行くと噴湯丘らしい。本来は前方にある吊り橋を渡るのだけど、豪雨で一部が無くなっている。こればかりは仕方ないね。
細いながらもフィックスロープが設置されている。
滑らないように注意して渡河。
今日は水量が少ないので石伝いに歩けば大丈夫なようだ。しかし濡れるのを避けて滑って転ぶと大怪我をするので、多少濡れるのを覚悟で慎重に渡っていく。
無事渡ることができ、河原を歩いて吊り橋へと向かう。ここが氾濫すると大変だろうな。
渡河した箇所を振り返る。転ばなくてよかったよ。
吊り橋を渡った目の前が湯俣温泉晴嵐荘だ。初日のウォーミングアップとはいえ、そこそこの距離を歩き、かなり疲れたよ。入り口には竹風鈴が掛けてあり、静かな山の中でいい音が鳴っている。まだお昼前だけど、早速チェックイン。
河原を歩いて吊り橋に向かう。沢の音だけがする静かな山の中だ。
本当はここを渡るはずだったけど、約半分が崩壊。
「一人づつ渡って下さい」
・・・そうだよね。
真っすぐの吊り橋。水面から高くないので怖くない。
幅は数十センチくらい。水がきれいだ。
ようやく着いた湯俣温泉晴嵐荘。意外に遠かったわ。
山の中にポツンと建っている晴嵐荘。山に登る人も温泉に入る人も目的は様々。竹風鈴の音が心地良い。自家製ソーダや湯俣コークなどがあるそうだけど、お酒飲めないもんね・・・。