立山連峰縦走

立山連峰縦走 一日目 ~立山の神様に問う~

早月尾根の試練

  

実は馬場島から早月尾根まではこのルートにしては玄関口のようなもの。厳しいのはここから。早月尾根の試練が始まる。すっかり日は昇ったが動いていないと体が冷えてくる。重いザックを担いで早月小屋を後にして山頂への道を歩きだす。
やはりこのルートは早月小屋で一泊し、次の日の早朝に出発するのが良い。

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毛勝三山が見える。馬場島から出発したとしても、日帰りには10時間以上かかるそうな。

  

毛勝三山を左手に望みながら、後方には早月小屋。そしてそのバックには富山湾へと流れる早月川だ。もう少し標高が上がれば富山の町並みもはっきりと見えてくるはず。

間もなく標高2,400mを過ぎると急に岩場が増えてくる。この時点でヘルメットを装着。上から石が落ちてきたら大怪我だ。

そして登山道は標高2,600mへと続く。そういえば昨年一眠りしてしまったのがこの2,600m地点。今回はまだ大丈夫だ。しかし山頂まであと1.6kmもある。
ここから道は更に急になり、ゴツゴツした岩場も増えてくる。

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先程まで休んでいた早月小屋がだんだん遠ざかる。それにしてもよくこのような場所に山小屋が建てられたものだ。開設した先人たちや山小屋を管理している人たちに感謝しかない。小屋の右手にあるピークも通ってきたところ。

  
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早月小屋からバックの毛勝三山、そのまたバックの富山湾を一望。見事な眺めだけど、標高が上がるともっとすごい。

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でもって急登をひたすら登る。

  
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標高2,400m。早月小屋から800mも登ってきた。

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まだまだ毛勝三山が見える。思わず振り返ってしまうね。

  
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2,400m地点からもうちょっと標高が上がる。南側が開け、室堂平から遠くに薬師も見えてきた。そして北側には栂海新道の犬ヶ岳。

  
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もうちょっとなのか、まだまだなのか。

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この辺りから岩がむき出しになってくる。

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なんか音がすると思ったらヘリが飛んでいた。荷上げかな?

  
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ようやく標高2,600mにたどり着く。まだまだ大丈夫。

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昨年はここで一眠りしてしまった。

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現在標高は2,600m付近。あと標高差400mを登りきれば山頂なのだが、ここからが非常に厳しい。最後の踏ん張りどころというわけではなく、踏ん張らないとどうにもならないくらい厳しい急登と岩場を強いられる。


  

標高2,600mを超えると更に景色が広がる。先程まで室堂平が見えていたが、その手前の地獄谷も眼下に現れてくる。しかしここから先が何とも厳しい。まずは標高2,800m地点へ。そこから先は危険な岩場だ。

  
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多分ミヤマトリカブトの紫の花。

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大日三山が目の前。遠くには明後日歩く予定の薬師岳。遠いな・・・。

  
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室堂平手前には地獄谷。よくよく見ると噴煙上げているよ。あらためてこの辺り一帯は火山なんだということがよくわかる。

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こちらは西斜面なので絶えず日陰。

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またまた荷上げのヘリ。ご苦労さまです。

  
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早月尾根は別山尾根よりも登る人は少ないね。

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後立の白馬岳も見えてきた。後立縦走のときは絶えず剱が見えていたなあ。

  
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岩の間から大日岳。まだまだ標高は上がる。

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だんだん息が切れそう。山頂はまだまだ。


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