雪倉岳~朝日岳一日目 ~鉱山道のうまい水~
朝日岳への道
雪倉岳山頂を後にし、大きく下っていく。前方には朝日岳。右手は遠くに焼山、火打山。その手前の眼科には残雪と池塘が見えている。大きなものは雪倉ノ池と名前が付いているそうだ。どんどん下っていくと大小様々な池塘が見つかる。どうもここはカール地形となっているようで、雪倉岳から広がる圏谷の中を歩いてみるとまた違った光景が味わえるだろう。
ルートは岩屑の道。更に大きく下っていく。
山頂から下っていく。長ーい下り。
ルートは岩屑の道。結構膝がやられる。
振り返るとカール地形の中に雪渓。
眼下には雪倉ノ池。このあたりにはたくさんの池塘が存在するようだ。遠くには雲の中に焼山、火打山、そして妙高山が見えている。
こちらはこの先目指す朝日岳。意外にのっぺりとした山だね。
こちらにも小さな池塘。
どれだけ下っただろうか。雪倉岳を振り返ると大きな雪渓が見える。雪渓には一部大きくクラックが入っており、これだけでも自然の雄大さを感じてしまう。やはり前シーズンの冬は積雪が多かったんだね。
後日知ったんだけど、村営天狗山荘は大雪で一部が倒壊し、今年の営業は見送ったそうだ。
またまた池塘発見。
あの圏谷の中を歩いてみたいな。
大きな雪渓がすぐ横に。
パックリと割れている。
写真ではこんな感じだけど、実物を見ると迫力満点だ。
空も青空がだんだんと広がってきた。こちらから雪倉へ登るのもちょっと大変かな。
目指す朝日岳はまだまだ先。
更に下りは続くが、傾斜が急になったと思ったら岩がゴロゴロした崩落地となった。そしてここには色あせた古い指導標があり、「ツバメ岩」と書かれている。この右手には赤男山があるが、登山道は西側を巻いている。
しかしここにきて体に疲れが出てしまった。一歩の足取りが重く、下りではあるけどここで小休止。先を見るとまだまだ下っていく。
まずは次の目的地、水平道との分岐にたどり着かなくては。そこで水平道で朝日小屋に行くか朝日岳に登るかを考えよう。
ここでもお花がいっぱい。花を見るだけでも多少の疲れが飛ぶようだ。
なかなか朝日岳が近づいてこない。
ルートは急に岩がゴロゴロした崩落地に変化する。
崩落地突入。上から落石がないか注意して進む。
ちょっとの登りもきつくなってきた。
ここがツバメ岩。古びた指導標が立っている。しかし上部の岩はいつ崩落してもおかしくないな・・・。
間もなく崩落地は終わり。急いで先に進む。
水平道分岐に辿り着く前に足が動かなくなってきた。
ヘリの音がする。見上げると朝日小屋に資材を運んでいるよう。
長い長い下りを経て小さな沢に着いた。ここでザックを下ろして小休止。もう足に疲れが溜まってフラフラ。とりあえずはザックを下ろして行動食をむさぼりつき、沢の水を飲む。かなり予定時間より大幅に遅れているが、しっかり休憩を取らないとこの先いつパンクしてもおかしくない。
十分に休憩を取って先に進むといきなり木道が現れた。ここは小桜ヶ原と呼ばれる湿原が広がっている。初夏にはハクサンコザクラがピンク色の花を咲かせるそうだが、花の季節は過ぎてしまった。
湿原の道も緩い登り。すると右手に小さな標識とペンキマークが現れた。ここが朝日岳山頂への分岐だ。
途中の沢で休憩。足が動かない。
沢の水が何とも美味い。
登山道は木道へ。湿原の中を歩く。
眼前に朝日岳。あそこまで登るのか~。
この湿原は「小桜ヶ原」と呼ばれている。古びた標識だ。
延々と続く木道。分岐はまだかな?
緩い登りもキツくなってきた。
左へそのまま歩くと水平道を経て朝日小屋。朝日岳はここから登っていく。うっかりすると看板を見落としてそのまま朝日小屋に行ってしまいそう。