霞沢岳 ~古の峠を越えて~
静かな古の道
さて、十分休憩も取ったので再出発。明神館からちょっと歩くと徳本峠への分岐がある白沢出合。ここからは目の前に明神岳が鎮座しているのが見える。
橋を渡ると道は二方向に別れる。殆どの人は横尾街道を左の徳沢へ向かうが、自分は右の徳本峠へ。しかしあれだけたくさん通行者がいて賑わっていたのに、分岐を過ぎた途端に人はいなくなり、ひっそりとした山道となった。しばらくはなだらかで平坦な道が続く。
分岐手前の白沢出合。目の前は明神岳。恐らくⅤ峰だろうか。そのずーっと向こうで前穂とつながる。
徳本峠への分岐。ここは右手へ。
この先が徳本峠に続く。
ほとんどの人が左の徳沢を目指して歩いていく。
急に人がいなくなった。一人静かな道を歩く。
ソバナの花を発見。ちょくちょく見られるようだ。
明神から約0.9kmの地点。この先徳本峠を経て島々までつながっている歴史ある道だそうだ。
花は最盛期は過ぎたよう。この黄色い花はキオンか?
沢を渡ると徐々に勾配が急になってきた。ザックがこれまで以上に重たく感じてくるが、振り返ると明神の奥に前穂、奥穂が見えてきた。
それにしても息が切れてきた。バスターミナルと徳本峠の標高差は約630m。そりゃ疲れるはずか。
所々にソバナの花。
だんだんと息切れしてきた。
途中で沢を横断。ここから更に勾配はキツくなる。
標高が上がったので奥穂や前穂が顔を出す。こちらの方向から穂高を見るのは初めて。
最後のひと頑張り。道も細くなってきた。
左が徳本峠、右が霞沢岳の分岐。徳本峠小屋まであと約200mほど。
なぜかポツンとギンリョウソウ。