霞沢岳

霞沢岳 ~古の峠を越えて~

いざ上高地

  

毎年この時期には北アルプスを目指して泊付きで山を縦走するのが恒例となってきた。でもってその前にプレ山行として、昨年は奥黒部周回の前に中央アルプス周回、その前は槍から裏銀座、雲ノ平から水晶岳の前に笠ヶ岳とほぼ日帰りでちょいと厳しい山に登っている。今年も北ア縦走の前にささっと登っておこうと目指したのが一度登ってみたかった霞沢岳。
殆どの登山者が明神から涸沢~奥穂または槍沢から槍を目指すのだが、明神から徳本峠に抜けるルートは人も少なく、静かな山域とのこと。霞沢岳は上高地の裏山とも言われ、ルートは徳本峠からのみ。はやりここは人の少ない静かな山を満喫したい。

今回は上高地へバスで入る時間を考え、徳本峠で一泊して次の日に霞沢岳に登ることにする。徳本峠には古い山小屋、徳本峠小屋があるが、小屋泊ではなくテン泊。ちょっと荷物が重いけど、頑張ってみようか。

初日は徳本峠に行けば良い。となると比較的のんびり、ゆっくりできると思いつつも深夜に自宅を出発、平湯のあかんだな駐車場に着いたのが日の出前でまだ真っ暗。しかしすぐに空が明るくなり、日が昇り始めた。危惧していた駐車場はバス停に近い側はほぼ埋まっているが、ちょっと離れるとガラガラ。もしかしたら満車で入れないと困るので早めに家を出たが、心配するほどでもなかった。

  

ちょっとバス停の様子でもと偵察に行くと、そこには始発のバスを待つ長い行列。やっぱ考えることは皆同じ。そのまま車の所に戻り、ゆっくりと出発の準備をする。

テントやシュラフ、ストーブをパックしたいつもより重いザックを担ぎ、再度バス停へと歩く。ちょうどバスが出発するところ。多少席に空きがあるものの、バスのトランクは一杯。車内に荷物を置くスペースも限られて窮屈になりそう。急ぐ旅ではないので、次の便に乗ることにする。

上高地は3年前に重太郎新道を下りてきた時に経由したところ。今度は平湯から入る。

霞沢岳

辺りは明るくなった。まずは上高地へ。

  
霞沢岳

あかんだな駐車場からは乗鞍の一部が見えている。今はこれだけ空いているけど土日祝日はすぐに満車になることもあるらしい。今日は土曜日。天気も良さそうなのですぐに満車になるだろう。

  
霞沢岳

ちょっと歩いてバス停へ。バスが停まっているが結局この便はパス。

霞沢岳

次の便が来た。荷物はトランクへ。

霞沢岳

バスは往復だと割引になるよ。


  
霞沢岳

平湯トンネルを行くバス。

無事バスにのることもできて平湯を出発。ザックを担いだ人、上高地散策の軽装の人、普通の格好の人と様々。平湯バスターミナルに立ち寄り、平湯トンネルを抜け、上高地の入り口である釜トンネルへ。

トンネルを抜けると進行方向からもバスやタクシーが何台も走ってくる。さすがに避暑のこの時期は観光客も多いのだろう。

途中で大正池・帝国ホテルに停車後、上高地バスターミナルに到着。上高地から入山するのは初めてだ。ちょっぴり空気が冷たい。

  
霞沢岳

釜トンネル入り口。ここで一人乗車。

霞沢岳

これより先は一般車両進入禁止。

霞沢岳

帝国ホテル停車後、上高地BTに向けて再出発。


  
霞沢岳

3年振りの上高地。バスターミナルには長野県松本警察署上高地警備派出所、上高地登山相談所の立派な建物があるのがさすが長野県。指導員の方々が登山届を提出するように促している。

霞沢岳

あらかじめ用意しておいた登山届を相談所に提出。岐阜県側の様式でもよかったようだ。指導員の方々、ご苦労様です。
やはり周りは人が多い。しかし耳に入ってくる言葉はハングル語(らしい?)ばかり。なんか日本じゃないみたいだ。

お土産屋前のベンチで荷物を確認後、出発する。


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