裏銀座周回

裏銀座周回 四日目 ~足跡の記~

後悔しない

  
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1/10に下りてきた。2/10は過ぎてしまったけど、登山口まであと少し。

時間的にも距離的にもそろそろ2/10かな?と思いつつひたすら下っていく。と、1/10が現れた。いつの間にか2/10は過ぎてしまっていたようだ。樹林帯は相変わらずで、草も張り出してきた。斜度も緩くなり、間もなく登山口。しかしいつものことなのだが思った以上になかなか着かない。

でもって、GPSで位置を確認しながらあとひと頑張り歩いていくと、行く手に黄色の指導標が見えてきた。あそこが登山口。実に4日間のゴールがここだ。
しかし・・・ここから駐車場へはどう行けばいい?

  
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急坂もかなり緩くなってきた。

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目の前に黄色の指導標。もしかして登山口かな?

  
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七倉岳・船窪小屋登山口と書かれた指導標。ようやく4日に渡る北ア山行のゴールに到達。最終日は計画変更もあったけど、無事下山することができて結果オーライ。足の爪も何とかもってくれたようだ。

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4日間お疲れ様。我ながらよく頑張った。

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この先、車のところまで歩かなくてはいけない。


  

登山口の指導標から先に道が続いており、先にコンクリートのトンネルらしきものが見える。はて? どこに出た? と思いながら地図を広げてみる。そしてGPSで確認すると、いきなり目の前をトラックが通り過ぎた。右手には七倉登山口と書かれた看板。そして目の前のトンネルは、初日に歩いた最初のトンネル、山ノ神トンネルだった。しかし後から後からトラックやタクシーが通り過ぎる。トンネルのどの辺りに出たんだろうと恐る恐る除いてみると・・・左手には橋があってその先はゲート。なんだ、出発地点のすぐ手前まで来ていたんだ。車の来ないことを確認して最終ゴール地点まで歩いていく。

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登山口から歩いていくと「七倉登山口」と書かれた看板が立っている。さっきも登山口ならここも登山口だ。

  
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再度自分にお疲れさま。

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目の前のトンネルをトラックやタクシーがビュンビュン通り過ぎる。

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トンネルから左手を見ると・・・往きに歩いた橋じゃないか。

  
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無事に出発地点まで戻ることができて何より。

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駐車場は満車状態。

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N-VANの中で着替えて帰路につく。帰りの運転も気をつけよう。

今日は土曜日ともあって七倉周辺は賑わっている。温泉客、登山客、タクシー、トラックなど行き来が多い。その中を縫うようにしてまずは登山補導所へ。遭対協の方がいたので、下山届について聞いてみたら必要ないとのこと。またこの山域のことをいろいろ教えてもらった。これから登る人たちも多いようだけど、このあと天候が不安定なので気をつけてほしい。
そして留守番をしていたN-VANにたどり着く。四日間の山行結果は、水平距離48.6km、累積標高差+4,198m、-4,129m。最高到達は野口五郎岳の2,924.49m。いつもながらお疲れさまでした。何度も書くけど、最終日は予定を大幅に変更した。でも無事に下りてこられたので後悔はしていない。途中でパンクして後悔するよりもまた来ればいいからだ。

昨年は緊急事態宣言で行けなかった北ア縦走。二年ぶりの山行は昨年行けなかったところもあり、四日間の行程で計画した(実質初日は移動日だったけど)。険しい竹村新道、崩落が激しい不動岳~船窪岳など予想を超えて厳しい山行だったけど、身に沁みて思ったのは体力が激落ちしたこと。コロナ禍が多少なりともおさまり、久しぶりに山に入った人たちが疲労や転倒、道迷いなどの遭難事故に遭っており、不幸にも命を落とすケースもある。特に今年は夏山シーズンに入って遭難事故が多発しており、下手すれば自分がネットニュースに載ってバッシングの嵐だ。実際に数日後に不動岳で50代男性が疲労で動けなくなり、救助要請している。そろそろ厳しい山行も少しずつ控え、計画も見直す必要が出てきたようだ。いつまでもこれまでの体力が維持できるわけではない。

今年もまた新しく足跡をつけてきた。新しい記を来年も少しつけることができればいいかな。


  1. 地図
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  1. 全日行程地図
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  3. 2日目
  4. 3日目
  5. 4日目

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