銚子ヶ口

銚子ヶ口 ~山奥の池に一人旅~

鈴鹿の隠れた名山

  

なんだかんだ言ってもさすがに11月も終わり。何を機にしたのかわからないが一気に冷え込んできた。冷え性&寒いの苦手な自分にとっては厳しい季節だ。ほんのちょっと前まではポカポカと暖かい日が続き、このまま冬が過ぎていってしまえ~というのは甘かった。

そんな中、前回の小津権現山に登った帰りのコンビニでアッちゃんとす~さんとの反省会の中で、登りたい山の候補を出していた。ふと自分の頭に浮かんだのが鈴鹿の銚子ヶ岳。鈴鹿の山々の中でもマイナーなんだけど、山頂からちょっと下りたところに静かな池があるらしい。そのほとりでコーヒーを淹れてマッタリするのもいいもんだ。
ちょうど休日出勤の代替休暇をまだ取っていなかったので、贅沢にも平日に銚子ヶ口に登ることにする。

  
銚子ヶ口

飛び出し坊やが目印の登山口。

国道421号を走り、いつもの八風キャンプ場へ向かう交差点を右折するところをそのまま直進。ひたすら国道を進む。この国道421号線は以前は難所として有名だったのだけど、今から5年前の平成23年に石榑峠の道の下にトンネルができ、いとも簡単に滋賀県の東近江市に抜けられるようになった。

トンネルを出てしばらく下っていくと左手に小さく登山口の看板。さすがに平日なので車は停まっていない。早々に朝食のパンを食べ、登山届をポストに入れて出発。
ちなみに登山口の駐車場は頑張っても5ナンバーの車幅の車が3台ほどしか停められないが、手前にも駐車帯があるのでここに停めてもいい。

  
銚子ヶ口

国道沿いにある登山口。うっかりしていると通り過ぎてしまいそう。ちなみに飛び出し坊やは滋賀県八日市市社会福祉協議会の発案らしい。現在は東近江市社会福祉協議会だから、まさに元祖ということかな?

銚子ヶ口

錆びた登山ポストに登山届を提出。周りの看板を見ると、クマも出るそうだけど・・・。


  

看板にあるように「銚子ヶ口岳」と「岳」が付く呼び方もあるそうだね。前方には金網の扉があるけど、恐らく獣が下りてこないようにするものだろう。鍵も取り付けられていないのでそのまま入山できる。

山に一礼して登山道を歩き出す。最初は緩い平坦な道。静かな植林帯の中をひたすら歩く。所々に指導標があり、鈴鹿の山特有のポイント番号の標識もある。このポイント番号は位置確認とともに、遭難したときに居場所を知らせるのにも有効のようだ。
それにしても急登がないため山の中の散策のよう。たまに現れるササユリを保護するためのネットを見ながら歩き続ける。

銚子ヶ口

「銚子ヶ口岳」の看板。ここが登山口。入り口の金網の扉は獣避けのようだ。国道沿いにあってわかりやすそうだけど見落としやすいので、行かれる方は注意してね。

  
銚子ヶ口

鍵は無し。中に入ったら閉めておくように。

銚子ヶ口

この標高ではちょっとだけ紅葉。

銚子ヶ口

しばらくは平坦な道を歩いていく。

  
銚子ヶ口

静かな針葉樹の植林帯の中。

銚子ヶ口

古びた指導標。「岳」にテープが巻かれている?

銚子ヶ口

所々木々がなくなるが、すぐに再度樹林帯の中へ。ここの登山道は延々と緩やかなのだけど、その分だけ視界が開けない樹林帯の中をを歩くようだ。

  
銚子ヶ口

ササユリを保護するためにネットが被せられている。

銚子ヶ口

まだまだ続く平坦な登山道。

銚子ヶ口

ここにもポイント番号の付いた標識があるんだ。


  
銚子ヶ口

そろそろ針葉樹と広葉樹が入り混じってきた。所々紅葉も僅かながら残っているようだけど、既にシーズンは終わり。
苔むした箇所もあり、滑らないように気をつけて進む。
山頂までまだまだ先は長そうだけど、誰もいない静かな山を歩くのはいいもんだ。

銚子ヶ口

ちょっぴり残っていた色付いた葉。登山道は緩いまま。

  
銚子ヶ口

苔むした石の上を歩いていく。気を抜いていると痛い目に合うぞ。

銚子ヶ口

木の根元に石が積まれている。

銚子ヶ口

今日の天気は曇り。

  
銚子ヶ口

指導標が出てくるとなぜかホッとするね。

銚子ヶ口

左側の直登は通行止め。よくよく見ると尾根に薄い踏み跡が続いているけど、右の本ルートを行く。


  1. 地図
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4
  6. 5
  7. 6

このページの上に戻る