銚子ヶ峰~別山

銚子ヶ峰~別山 ~リベンジ 木村さんと見た山~

ズタボロで三ノ峰

  

一ノ峰でゆっくりすることもできず、次の二ノ峰に向かう。二年前はこの先で足がつってしまったが、体は何とも無い。しかしこの虫の大群には参った・・・。体力を倍、いや、それ以上使ってるような気がする。

  

一ノ峰から二ノ峰まではさほど距離はない。一旦下って登るだけだ。
そして二ノ峰に到着。ここでも大量の虫の大群。はっきり言ってここで引き返したいと思ってしまうほど。しかし容赦なく虫はまとわりつき、顔はもちろん、目や鼻の穴、耳の穴、口を開けていると口の中にまで飛び込んでくる。

銚子ヶ峰~別山

次のピーク、二ノ峰に向けて歩き出す。

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登山口から7kmの所までやってきた。

  
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二ノ峰に到着。あまりの虫の多さにここで引き返そうと思ったくらい。
しかし心は折れなかった。

しかしここで引き返しても虫の襲撃に遭うだけ。同じことならこのまま三ノ峰に向かおう。それでもってリタイヤしてもいいや。また条件のいいときにチャレンジすればいいだけのこと。体力的には余裕があったのでそのまま三ノ峰手前の避難小屋に向かう。

二ノ峰から先も同じく、一旦下って大きく登る。しかし登りの途中に大きな雪渓が横たわっている。今日の雪の状況はどうだろうか。未だまとわりつく虫を払いながら急登を登っていくと、行く手に雪渓が見えてきた。雪渓の端からは雪解け水が流れ落ちている。手にとって飲んでみると、これがまた美味い!!

  
銚子ヶ峰~別山

一ノ峰から二ノ峰は35分ほど。立ち止まっても虫がたかってくるだけなので、そのまま三ノ峰へ。

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いつの間にか8km地点を通り過ぎる。


  

前回は滑り止めを持ってこなかったので恐る恐る歩いたが、今回は軽アイゼンを持ってきた。早速装着して歩くものの、雪が緩んでいて爪が引っ掛からない。むしろポールの先端のプロテクターを外して雪面を突いたほうが有効的だ。
歩く方向は既に一回歩いているので迷うことはない。

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三ノ峰手前の雪渓を横断する。

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軽アイゼン装着。多少は安心かと思ったら・・・

  
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さすがにこの季節、表面の雪は緩んでいるのでアイゼンはうまく引っ掛からない。しかし無いよりはましかな。急な登りではないだけまだ安心できるが、滑らないように慎重に歩く。右方向に滑って止まらなかったら、その先の谷まで延々と落ちていくことになる。


  
銚子ヶ峰~別山

雪渓も切れた。この細い踏み跡を上がっていけば三ノ峰避難小屋だ。いろいろあったけど無事にここまでたどり着くことができたよ。

雪渓も無事横断し、避難小屋直下までたどり着いた。雪が切れる手前でアイゼンを外す。そして前方を見てみると・・・おや? 避難小屋から多くの人たちが三ノ峰に向かって歩いているよ。
そう、これらは上小池から登ってきた人たち。あちらのルートは全面開通になったようだ。そして何人かは防虫ネットを被っている。よくよく聞いてみると、やはり上小池からのルートも虫が多いらしい。そして石徹白から来てこれから別山まで行くことを告げると驚かれてしまった。また、登山口までの大杉林道が途中で通行止という情報もほとんどの人が知らなかったようだ。

小屋の中には入らず、外の丸太の上で腰を下ろして休憩。登ってきた反対側の谷からガスが上がってきており、風も吹いているせいか虫の数も少なくなっていた。まだ体も大丈夫。この先の別山を目指せるぞ。

  
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三ノ峰避難小屋に到着。上小池から登ってくる人、三ノ峰から下りてくる人が行き来している。これまで歩いてきた登山道とは大違い。

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歩いてきた雪渓を振り返る。

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三ノ峰はガスに隠れてしまった。

  
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小屋周辺にもたくさんのミヤマキンポウゲの花。

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ここを登ると三ノ峰だ。前回はこの先で挫折してしまったよね。今回はその先、別山まで行くよ。


  
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三ノ峰に到着。標識はすっかり白化していてよく見ないと何の文字が書かれているのかわからない。いずれちゃんとしたものが立てられるだろう。

銚子ヶ峰~別山

避難小屋からひと登りすると三ノ峰のピークだ。到着した時はガスで辺りは何も見えず。しかし火照った体に谷から吹いてくる風は心地良い。

ここは立ち止まること無く、次の別山に向かって歩き始める。ちなみにここは登山口から9kmの地点だ。別山までも厳しい道程。途中でパンクしませんように。


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