三森山 ~信仰の山と気持ちのいい山歩き~
雪がちらつく三森山
ポツポツとはいってもレインはもちろんザックカバーを被せるまででもない。
そのままひたすら山頂を目指して歩いていくと、右手に珍しいものが現れた。
「合体木」と書かれた看板が現れる。その先には奇妙な形をした木。どうやら姫小松(ひめこまつ)と楢(なら)が一体化したものらしい。これもこの山の名物なのだろう。でも樹齢はどれくらいなんだろう?自然ってすごいなぁ。
これが合体木。どちらが姫小松でどちらが楢かわかるかな?
山頂に向けて最後の急登。
合体木を過ぎてちょっと歩くと、道はいきなり急登になる。ここが山頂へ最後の登り。これまでダラダラと緩い坂かフラットな道だったので、ちょっと意外に感じる。
そしてここを登りきると三森山山頂だ。山頂は窮屈ではなく程よい広さだが、多人数のパーティーが一度に登ってくるとたちまち座るところが無くなるほどだ。でも今はこの山頂に一人。空からは雨が雪に変わっている。
見通しも西から南にかけて開けているのみ。悪天候と相まって景色はいまいちだ。登頂記名のノートに一筆し、山頂を離れる。もっとポカポカ陽気で天気が良ければ山頂でノンビリしたいところだけど、やはり立ち止まると寒い。
三森山山頂に着いた。標高1,100.3mで山頂はコンパクトな広さ。
山頂には記帳するノートがある。
三等三角点で点名は「富田」。
足でタッチする人がいるが、三角点は大切に。
北から東側が見たかったのにな。あいにく木々で視界は開けず。方向的には恵那山や大川入山が見えるはず。
こちらはこれから歩く尾根が見えている。もっと遠くを見渡せたらな。
じっとしていても寒いので早々に山頂を出発。